
12月8日(月)FMクマガヤ 梅林堂 提供 やわらか熊谷 僕らがつなぐ物語 第65回「コーヒーと人形」を放送しました
AInottaによる要約
この放送は「やわらか熊谷僕らがつなぐ物語」の第65回「コーヒーと人形」というタイトルで、ナビゲーターの関根達郎氏がホストを務めています。ゲストは熊谷の長野屋人形店人形師6代目綱季の小谷野宏樹さんです。
放送の前半では、関根氏と小谷野氏が同じ小学校(熊谷西小学校)と中学校(富士見中学校)の出身であることが明かされ、幼少期の思い出や共通の先生について話し合いました。小谷野氏は30代になってから熊谷に戻り、家業である人形店を継いだことが語られました。
小谷野氏は人形師としての仕事について詳しく説明し、特に熊谷の祭りで使われる山車の上に乗せる人形の制作過程について語りました。
また、別のお祭りで使われる4メートル以上の人形の顔は70〜90センチほどの大きさで、木から彫り出す難しさや、「胡粉」と呼ばれるかき殻の粉を使った特殊な技法について説明しました。また、小野氏は自分を「アーティスト」ではなく「職人」と位置づけ、その違いについても語りました。
放送の後半では、小谷野氏がプロデュースしている「コーヒーと日常」というイベントについて話題が移りました。このイベントは10年続いており、最近では深谷の櫛引という場所で開催されました。関根氏はこのイベントに参加した感想を述べ、素晴らしい雰囲気だったと絶賛しています。
小谷野氏はコーヒーについての深い知識も持っており、日本スペシャルティコーヒー協会に所属し、コーヒーマイスターの資格を持っていることが明かされました。コーヒー豆の処理方法や発酵過程、それによって生まれる様々な風味の違いについても詳しく説明しました。
最後に、熊谷がコーヒーの美味しい街であることが強調され、様々なタイプのコーヒーが楽しめる場所として紹介されました。関根氏は小谷野氏との再会と、彼の多才な活動について知ることができた喜びを表現して番組を締めくくりました。
以下文字起こし
Navi 時刻は12時を回りました。AZ熊谷6階、FMクマガヤyzコンサルティングスタジオからお送りします。月曜のお昼は、梅林堂提供やわらか熊谷僕らがつなぐ物語。今日は第65回ということで「コーヒーと人形」というタイトルです。ナビゲーターは関根達郎です。このタイトルで今日のゲストはコーヒーイベントを立ち上げたりとか、人形を作ったりとか、いろいろなことをやってらっしゃる熊谷の有名人、長野屋人形店6代綱季さんの小谷野宏樹さんです。こんにちは、
小谷野の こんにちは、
Navi この紹介でいいですか?小谷野さんにいただきました。「コーヒーと人形」っていうのは私が勝手につけたタイトルですね。昨日までやってたのは、「コーヒーと日常」というイベントでした。今日は「コーヒーと人形」なんですけども。人形店をやって熊谷で超有名な人形店で、そして「コーヒーと日常」をやっているということで、今日こんなタイトルにさせていただいたんですけれども、さて、小谷野宏樹さんというかね、小谷野君っていう感じなんですけどね。
小谷野 まぁそうですね。
Navi 出身の小学校どちらでしたか
小谷野 熊谷西小学校です。
Navi 私も熊谷西小学校です。小谷野さん出身の中学校はどちらでしょう?
小谷野 富士見中学校
Navi 私も富士見中学校ということで。小学校、中学校といっしょで
小谷野 そうですね。最初に同じクラスだったんですよね。
小谷野 そうですね、小学校の1、2年がそうでしたね。
Navi あれ?幼稚園は違いますよね。
小谷野 幼稚園は聖公会
Navi 名門の聖公会ですね。かっこいいところで、
小谷野 聖公会も近くなので、
Navi 今や歴史的建造物で、
小谷野 あぁ確かに素晴らしいよね。
Navi 当時はやっぱちょっと怖かったですね。聖公会っていうと、
小谷野 教会でね
Navi 素敵な今は聖パウロ教会とかって、
小谷野 そうですね。
Navi あそこは、西小学校で1年、2年生の時に遊びに行ったあの辺、千形神社とか、遊びに行ったエリアだったんですよ。そこの近くですもんね。長野屋人形展店小学校、中学校一緒に写真に写ってたりとか、
小谷野 本当この間インスタになったかな。じゃないラインで上がって同級生の写真に、1年1組の写真があって、関根君はすぐ分かりましたよ。
Navi いや、小谷野君もすぐわかりますよ。全然変わってないですか?
小谷野 本当に恥ずかしい。
Navi その時に小学校の時の担任の先生の話をすると。平林先生にお世話になりましたね。平林先生って、小学校の時はアキレス腱切っちゃって、
小谷野 そうそう覚えてます。覚えてますよ。本当に入院してね、びっくりした
Navi そう、それで先生がいなくて、代わりの先生が来てくれて
小谷野 そうでした。
Navi お友達を軽く抱き上げて、腹話術みたいなのをやって、みんなに聞かせて、今じゃ学校でそれやっちゃまずいですよね。
小谷野 確かに、みんなでね、あのころはそう楽しかった。学校行くのがすごく楽しみだった。。
Navi その劇とか学芸会とかもやっていて、そうそう1年生の時の写真を見ると、学芸会の写真が、
小谷野 あの頃から関根君勉強できたからね。
Navi 何言ってんですか?小学校の時のことをよく覚えてないけど、
小谷野 素晴らしかった。
Navi それは逆でしょう。今日これからですね。本当に小谷野さんが今ご活躍っていうのを今日は話します。、私は実はずっと「コーヒーと日常」で会うまで、何されてたかっていうのは、本当によく分からなくて。でも、長野屋人形店の息子さんっていうのは分かっていて、小学校の同級生っていうことだったんですけども。熊谷に帰ってきたんですね。
小谷野 そうですね。30代になってからかな?
Navi どこ行ってたんですか?
小谷野 アメリカに行ったりとか東京にもいたりして
Navi 東京からその後アメリカにいって日本に帰ってきたか?何してたんですか?
小谷野 いろいろだけど、
Navi アメリカに行って何してたんだろうと思いますよ。
小谷野 一応、学校に行ってたかな、
Navi なるほどね、いろんな文化を研究していたということですか?
小谷野 そういうことにしていてください。
Navi 都内でも仕事をしてたっていう感じですか。
小谷野 僕は、ずっと学生やってたから、もう本当に、今、学生をずっとやり続けちゃったというか。そんな感じの前半生、
Navi 熊谷ネットっていうところで、よく調べちゃって、30代に熊谷で帰ってきてっていうところからは書いてあってね。よく帰ってきてくださいました。
小谷野 いや、とんでもない、もう無理やり継がされて、そういうことです。
Navi 5代目の綱季さんが、お母さん
小谷野 そうです。
Navi お母さんが人形作って、今度は、小谷野さんが、
小谷野 高校生まではねでもやっぱり小学校の頃から、刃物の研ぎ方からやらされてたって。それは職人の世界は結構つらいので、それが嫌で逃げる。帰ってこないでもやっぱり長男だし、妹しかいないんだね。
Navi 自分たちが子どもの頃って、跡継ぎっていう言葉が普通にあったでしょう。
小谷野 うちは僕で6代になるから、簡単にやめられないというか。
Navi いやいや、やめられないでしょう。
小谷野 その辺もあったので、戻ってくることにしたんだ。結構、継続は辛いですよ。
Navi いや、それは本当です。梅林堂の社長さんに聞いたときも、「それしか選択肢がないっていうのわかりますか?」と言われて。だから継げる、そういうのがあっていいだろうという人もいれば、一方でね、そこを継がないとならないっていうのは、また別の世界ですよね。
小谷野 職人で、実は6代続いているような人形師って知っているの少なくて、岩槻とか鴻巣でも、この間も人形師の集まりで大宮にいって、やっぱり戦後から始めたうちが多くてね。だから、江戸時代からずっとやってるのは珍しい家なのかもしれない。
Navi そこも「よくぞ、熊谷に戻ってきていただいた」
小谷野 いやいや、そしてね、6代ということで。
Navi 私はいろんなものを調べてみたのですね。皆さんから崇拝されていますよ。もう本当にうちわ祭関係者の人
小谷野 いや、うちわ祭りの人はこっちが尊敬してますよ。
Navi そうですか。あれ、当時、うち祭りをやってたんですか?
小谷野 いや、僕はね、本当に帰ってきて40代になってやったんです。
Navi 子供時代はやったの?
小谷野 子どもの時は、子どもが多すぎて、入れなくて
Navi あっ、そうですね、
小谷野 そのような世代でしたよ。
Navi でも、じゃあ戻ってきてから、お祭りもかわるようになってい
小谷野 そうだから人形師として関わってたんだけど、また今度は一応、総代の端っこに加えて、
Navi 本当に小谷野さんはすごく謙虚で、こう言っているんですけれども、ラジオ聴きの方、山車の上に乗っかっている人形を作っている方ですからね。他の人に聞いたんですよ。山車の人形が長野屋さんに集まる時がある。
小谷野 あそうそう、山車に乗せる前と乗せたあとに、うちに戻して、乾燥させてからしまう。それなので山車小屋に持っていっていただくので、1か月ぐらいは、エアコンをかけて、あんまり乾燥させすぎてもダメなんですよ。中が木彫なので。お祭りの3日間は湿気もあるし。昼間になるとピーカンになるんでしょ?だからやっぱりひびが割れたりとかっていうのもあるので、その辺を見ながらメンテナンスをしながらね。毎年出したり、しまったりします。
Navi ラジオをお聞きの方々、その光景を想像してみてください。人形は神様とか、あと武士とか、最近は女性も加わってね。あれもだって作ったんでしょう。
小谷野 作りました。
Navi 直実公も長野屋さんが作ったんでしょう。
小谷野 あの鹿島のやつが、修復がくるのに顔が70センチだから、そういうのもあるので、家にあるとちょっとびっくりしますよ。いや、等身大の人形がやっぱり立っているだけでもびっくりするし、夜帰ってくるとふとびっくりしたりとか、
Navi 本当に神々の人形が、その時期はみんな乾燥のために来ると思うんですけど、
小谷野 そうですね。今度戻ってくる人形は、ちょっとびっくりするほど大きいので全部立ち上げると、4メートル30あるかな、
Navi それを作ったってことで
小谷野 作りました。泣きながら、あまりにも大きくて、掘るのが大変で、やっぱり全部、てづくりなので、あと潮来の人形をやってそれは木彫だから、どこから掘り始めたらいいのか、もう本当に、木を目の前にして途方に暮れた。90センチあるのか?だから、熊谷の人形の顔の大体、3倍ぐらいのになるから。
Navi だって、その木自体も大きいですよね。
小谷野 ただ、仏像と同じで、寄せ木して、1本の木だと逆にこう割れが出るので、初めの状態の材料を見た時に、90センチの高さのだいたい60CM四方のものを見ると、どこから入れようかなっても思うようでしたよ。
Navi 四角い感じなんですか?
小谷野 最初はもう四角い立方体があるだけで、
Navi じゃあ、どっか機械で削ってきてこんな感じゃないですよね。
小谷野 だから、そこからのみをまず1発目とこうから入れるか。やっぱり自分の気持ちの問題もあるんだよ。しばらくは放っておくじゃないけど、毎日その前に立つだけで、だんだん形が見えてきたという。ちょっと安堵の気持ちがあるんだけど、「本当にこの木から顔が出てくるのかな」って。思うときは何度もありますよね。もうあんまり大きすぎて大変だから。
Navi のみを入れていくわけですか?簡単に「じゃあ人形師やりますよ」じゃないですよね。
小谷野 よくもうおすすめしません。
Navi いやー、すごいですね。
小谷野 責任もあるしね。だから顔が出てきませんでしたじゃ済まない話があって。だって、木材だってね。だからダメだったらどっかえますよ。行かないですよね。あるありますよ。あの一回やっぱりやって、もう一度やり直しとか気持ちの中で、ちょっと自分で。もう一回掘り直すとかっていうのは、もう一回掘っちゃったら、もうそこに付け足しはできないので、ただ、人形なのでね、盛り上げ胡粉っていうのがあって、また胡粉を彫刻していくのでは、なんですよ。胡粉っていうのはかき殻の粉ですね。それをいかで練って、それを薄めていって、塗料的な形。それが固まると厚くいわゆるおひな様の顔は昔全部胡粉で作ってたから。
Navi なるほど、じゃあ胡粉というか、それをコーティングというか、
小谷野 コーティングして、そこをまた胡粉を彫刻していく。だから木彫でもありながら、胡粉彫刻でもあるっていうのがお人形。だから普通の木彫とは多少違う。
Navi 全部小谷野さんが作ってるのっていうのを見てから、山車の上の人形の顔を見てます。服装もそうだったんですが顔をね、表情とかを見るようになっちゃって。
小谷野 ただ、本当に近くから見られないから。本当に近くから見てもらいたいのもあって、僕は職人だから、アーティストじゃないので、誰々風の顔にするとか、いわゆるかつて有名だった人の中から原舟月だとか仲秀英とか。人間国宝になったもう随分前で亡くなった平田郷陽とか。実は、伊勢町の顔は平田系の顔にしたんだけど、もうちょっと目を下げてほしいという要望があるみたい。またそれはその時に
Navi 下がるんですか?
小谷野 下げられます。胡粉で 盛り上げ胡粉をしていきながら彫刻しなおすんで、そうだから、メンテナンスの一環としてと同じですね。これは、だからアーティストと職人の違いなわけですよ。なるほど。だから1発目でできるかっていうと、やっぱり上に上げるものだから、5メートル以上先にあるんだから。それと角度がついてるから、自分の目線で見て、作っていいなと思っても、上に上げると、余計目がつれて見えたりとか、そういうのもあるので。だから微妙にね、いろんなところを直してるんですよ。どこも。やっぱり自分でもいろんなところをやってますけど、大体10年ぐらいは。やっぱり少しずつ、こうした方がいいかな?ああした方がいいかなって。こういうシーンの時には、こういうふうに見えるんだなって、戻ってきたときに少し直したりとか、
Navi また見る目が変わりました。。だから、表情が変わったらね、それはすごいところに気づいたってことになりますよね。そういや、アーティストなのかなって思ったら、アーティストと職人は違うし。だから、この謙虚さは多分、職人の謙虚さですよね。
小谷野 僕もやっぱり自分の作品っていうのを作ってみたいなと思う時もあるけど。そういう今のものの作り方っていうのも、実は自分の中では好きな部分でも、いずれ、自分のために1つぐらいは作るかもしれません。
Navi この話を熊谷でできる人は、この人しかいませんよね。お祭りの人形の全部集まるところなど、小学校の時にこういう話を聞くようになるとは思っていませんでした。
小谷野 僕も作るとは思ってませんでしたから、本当はもう嫌だから、逃げたくてずっとだから、高校卒業したら、大学入った瞬間にもう、「家から出られる」って思った。
Navi なるほどなるほど、
小谷野 本当の正直な気持ちだった。
Navi でもね、こうして6代綱季さんということで、改めてそういう方が同じクラスにいたと思うと、私は誇りに思える、いいですよね。
小谷野 いやいや
Navi 本当にこの話聞けて、本当に良かったなって思いますね。っていうか、この人形との話ばっかりだとね、コーヒーと人形のコーヒーの部分がなくなっちゃうんで、この辺で曲にはいきたいと思います。じゃあ、リクエスト曲は、
小谷野 椎名林檎の色恋沙汰
Navi お願いします。
【曲 椎名林檎 色恋沙汰】
Navi 時刻は12時22分を回りました。梅林堂提供 やわから熊谷僕らがつなぐ物語 「第65回コーヒーと人形」をお届けしています。長野屋人形店人形師6代綱季さん、小谷野宏樹さんに今日は来ていただいていますが先ほど人形の話を聞いて感動しました。こんな話を聞けたら、本当に豊かな気持ちになるし、曲の間に聴いたお話も本当にいいお話で、もっと人形の話を聞きたいところなんですが、コーヒーと人形の「コーヒー」の部分がまだ、きけてなく、昨日おとといとやっていた岡部の櫛引での「コーヒーと日常」のイベント。ほんと素晴らしかったです。
小谷野 ありがとうございます。
Navi 本当に素晴らしい。SNSとかにも上がっていて、それで見ていただければいいんですけど、私が思ったのはですね、まず行って、あの場所ですね。ニワトリ小屋っていう。
小谷野 そうですね、弊社の愛鶏園さんっていう。いわゆる、卵屋さんがあるんですけど、ルコックって食べ物屋さんがあるんですけど、そこの周りにある厩舎ですね。
Navi 建物、本当に行ってびっくりしました。小谷野さんが言うと、すごくおしゃれで、私、昨日、愛犬園とか旧傾斜とかって言ったときに、愛鶏園がローマ字の、IK園かとおもいました。愛する鶏っていう意味なんですよね。旧鶏舎ははQK社かと思ったら、旧の鶏舎なんですね。
小谷野 そうなんです。旧の鶏舎ですね。だから今は使ってないけど、目いっぱい鶏小屋なんですよね。それがドイツの構造なのかな。だからすごくトラス構造がきれいに見えて、すばらしい鶏舎に。本当に美しいですね。
Navi 私も行ってびっくりしました。まず櫛引でやるって聞いて、この冬の寒い時に櫛引で、あの櫛引をまず知らない人は分からないと思いますが、深谷の櫛引は私の知ってる人の家が櫛引にあったんでよく言っていましたが、道に迷います。
小谷野 ちょっとリトル北海道ですよね。
Navi そうです。完全にリトル北海道で、それがなんで道に迷うかっていうと、道が真っすぐです。格子状に組んであって、小谷野 開拓地ですから、
Navi そうそうそう、林もあって、農地もたくさんあって、目印になるものが
小谷野 全くない。
Navi それで、似たような風景があちこちに続いて、私もその知り合いの家に行くときに、とにかくたどり着けない。今回も初めてのその愛鶏園、旧鶏舎っていうから、どこにあったかな。って思って分からなくて。行ったら、案の定道に迷っちゃって。エッグファーム?
小谷野 そう、エッグファームで引くと出てきます。
Navi そうですね、エッグフォームって言ったら、ちゃんと出てきて、
小谷野 素敵なレストランもあるみたいな、
Navi ルコックですか?
小谷野 はい、ルコックですよね。その中コンサートもできるし、この間、あの俳優とあの舞踊をやっていらっしゃる、あの田中泯さんの、僕も行きたかったんですけど、もうあっという間のソールドアウト、そういう非常に深谷で、文化的な事業をやっていらっしゃる。あの場所で、
Navi そうなんです。でも、周りは風が吹いたらね、ほこりが入ったりとかも厳しい冬の寒さを感じたりするリトル北海道の櫛引で、そして見つけた。やっぱりルコックって、あのニワトリのあれでしょう。本当におしゃれなんです
小谷野 あの唐﨑さんの建物なんです。
Navi あっ、そうですか、
小谷野 そうなんですよ、あの唐﨑さんのね、
Navi あの唐﨑設計?近くに建っている建物の素敵な建物が結構あって、駐車場に入っていったら、とにかく駐車場がいっぱい。あの櫛引で、駐車場がいっぱいになってた。びっくりするほど人がすごく集まっていましたね。コーヒーの日常といえば、ブランドですから、
小谷野 ありがとうございます。
Navi なぜなぜかって言ったら、コーヒーという日常というそのイベントは、もう10周年
小谷野 10周年ですね。始めてから
Navi 実は私の妻が「コーヒーと日常」が好きで、「一緒に行こう」って言って連れてってもらって、深谷のコーヒーと日常に
小谷野 そうですね、コーヒーと日常っていうイベントを10年前に立ち上げて、初めはあの七ツ森という酒造の周りに、深谷ベースっていうのがあって、そこを中心に街なかでやっていたイベントなんだけど、今は城址公園に移って、毎年11月にあって、あとはちょっと付随するイベント。ここのAZの6階(クマガヤプレイス)でもやってますよね。2月にやります。
Navi 「コーヒーと日常」っていうと、好きな人は目が輝いていて、そういう人たちがそこにたくさん来ていて、もう完全にもうブランド状態になっていて、私もいつものコーヒーとの日常っていうと、深谷城址公園に行ったんですけど、それがあの櫛引で行われて、
小谷野 そしてその旧鶏舎ですかね。愛鶏園、先ほど言ったトラス構造というのは、この木がどうもドイツの設計らしいんですよね。それで作られたすばらしい木造の鶏舎ですから、
Navi すごく豪華っていうより
小谷野 構造が美しいですよね。使いたくてしょうがなかったそうだったんですが。
Navi 私は、櫛引でやるとは、外で、風の吹きっさらしでやるのかなと思ったら、SNSの写真1枚に小谷野さんが写っているのを見て、「なんて素敵なところに立っているんだ」と思ってしかも、小谷野さんのスタイルがとってもおしゃれで、本当にかっこいいんですよ。それを見たときに、それを妻に見せて「これ、一緒に行こう」って言って、その中へ入ったら別世界でしたね。
小谷野 みんなで前の晩に準備は相当やりました。今回、ルコックっていうか、イベントとしては、初めての外部からのイベントなんですよ。それもあるので、僕らも気合いが入って、構想は6年ぐらいだから、使いたいなっておもってました。西田っていううちの運営が、やっぱり知り合いで使いたいって、彼の中で6年間ためてきた。今回もう1年がかりで、企画をまとめて、開催しました。
Navi ちょっと言葉になかなかしづらいところではあるんですけれども、私が見た印象は鶏小屋のところにブロックが組んであって、そこに木の枠があって素朴な木の上に、お店の名前が木の札で貼ってあって、ブースが区切ってあって、そのブースに入っているお店が全てオシャレ。
小谷野 厳選した「コーヒーと日常」でやってる本イベントのエッセンスを見てもらう感じ。10年の感謝の意味も込めて、本当にお客様に喜んでもらおうかな。っていうのから、やっぱり。そういう行ったお店を選ばせていただいて。
Navi その中の、たくさんの人たちがその狭い鶏舎の中で行ったり来たりしてるんですけれども、クリスマスマーケットそのもの
小谷野 そうなんですよ。
Navi 日本でしかできないような。なんとも言えないクリスマス前の素敵な空間だったんですけど。
小谷野 妻沼にある江口生花店っていう。彼女がすごくいいリースを作ってくれて、あと表にちょっとコケで作ったようなソファがあった。あれも全部そうで、ものすごく素敵な方ですよね。その江口さんと太田にカヌレ屋さんで、トロールさんで有名なお店がその彼女と2人でも夜中もやってもらった飾りつけなんですよね。彼女たちのその努力が、素晴らしいスタッフに本当に感謝です。
Navi 本当に幸せな気持ちになりましたね。「コーヒーと日常」に行くと、いつも楽しいって思ったんですけど、昨日のコーヒーと日常は夢に出てきそうな風景でした。
小谷野 本当にあの場所も夢のような場所だから、僕もこんなによくできた。のかなって、ちょっとみんなでよかったねっていう話が出て、普通だとね、反省の方が多かったりもするんですよ。だけど、今回はみんな笑顔でしたね。終わり方が。
Navi 本当に何回も中を行ったり来たりして、そのずっとそこにいたいなって思って、クリスマスを味わえたなっていうのもありますし、あとはあったかさっていうのを感じたんですよね。
小谷野 そうですね、もう。何て言うんだろう。やっぱり喜んでもらいたいっていうのと、やっぱりサプライズっていうのかなっていうのが僕たち好きなもんで。だからその辺からかなあ。温かさも感じるのは多分女性も男性も関係なく、みんなでワイワイやりながら最近はちょっとね、いろいろハラスメントがあるけど、もう我々の中では。ずけずけとものを言える関係でもあるし、そういうのから、何かうまくものつくりもできる。お客様にはそういうほわっとした感覚。
Navi とっても天気も良かったですし、私行った日曜日本当にあったかくて、リトル北海道って言って、厳しい気候かと思いきやね。あそこがあったかい日差しがあと、空が真っ青で、周りはリトル北海道の風景で櫛引って素晴らしいところだと思っちゃいました。
小谷野 実は初日の7時までやって、山際に、こう、日没後にスーッと見えるの、オレンジ色のラインが紺色に溶け込んでいく。あの色をね、皆さんに見ていただきたかったんです。
Navi 鶏舎の中から見える風景のその後ろに夕焼けが見えたんですね。
小谷野 すばらしくて、櫛引の美しさっていうのは。本当、ただ確かに冬になるとね、もう砂ぼこりもすごいんですけどね。
Navi 本当に素晴らしかったなと思いました。その素晴らしいコーヒーと日常を作っているのは、熊谷出身の小谷野さんです。
小谷野 いや、僕ばっかりじゃないんで、あのうちは、あの委員会制で、
Navi そうですか、
小谷野 監修って名前になってますけど、みんな同じように意見だし合ってやっているので、役職なんていうのは、それほどみんな関係ないんですよね。
Navi コーヒーと日常の会場に行って、初めて小谷野さんに会って、あれ?と思ってびっくりしました。
小谷野 熊谷にいる僕とはちょっと違う僕がいるので、
Navi そうですか、すごく楽しそうで、しかも、なんであんなにコーヒーに詳しいんですか?っていうか、コーヒーをなんでここまで詳しく知っているのかを、まず聞かないと思って、
小谷野 SCAJっていう。日本スペシャルティコーヒー協会っていうのに入ってまして、コーヒーマイスターで、アドバンストコーヒーっていうのをやってます。それなのでは、とりあえずはある程度の常識的な共通認識ぐらいのことはしゃべれます。
Navi また謙虚な発言が出てますけれども、本当に詳しくて、そもそも子供の時はコーヒー飲んでなかったでしょう。
小谷野 そうですね、
Navi いつからコーヒー飲みましたか?
小谷野 18ですかね。あのカフェドリッチさんが、あの河原町にできて、
Navi その辺りからだいたいコーヒーが好きになってきて、
小谷野 そこから飲めるようになります。
Navi 飲んで次に、今度はここまで突き詰めたというか、いろんなことを勉強したというかを教えてください。
小谷野 なぜかこう好きになるものは割とオタク気質なのか、勉強したくなって、だからその辺もあってまあちょっとは詳しいかも。
Navi 相当詳しい。小谷野さんが入れてくれたコーヒーも飲ませていただいたんですけど、本当にね、丁寧に入れていただいて、さっと飲めるようコーヒーじゃなく、落ち着いて丁寧に入れてくれたコーヒーを味わってって、そういう気持ちになりました。
小谷野 でも熊谷は本当美味しいコーヒーたくさんありますから、まあ 同級生でいくと長野くんの河原町珈琲店 あとはあたらしくできたスプートニクさんとか僕もよくいくお店なんで。実は熊谷はコーヒーを飲むにはすごく幸せな街なんですよ。星川カフェさんもあってやっぱりすごく有名な方もたくさんいらっしゃって。他の街と比べると、こんなにバラエティー豊かなコーヒーがある街っていうのはなかなかないですね。一時期は川越よりは全然熊谷のほうが盛り上がって。今川越がもう盛り上がってきましたけど、熊谷はものすごく先鞭をつけた街ですね。
Navi そうですか。
小谷野 そうなんですよ。だから、自信を持って
Navi 「熊谷はコーヒーがおいしい街です。」
小谷野 そうなんです。本当に。だから皆さん、熊谷のコーヒーをみんな巡ってください。
Navi 今のを聞くとですね、なんで深谷の城址公園とかね、櫛引でやってるのかな。ぜひね、熊谷でやっていただきたい
小谷野 そうですね。熊谷でもアズでイベントがありますけど。
Navi でも、ちょっとすごく謙虚な感じでやっている。
小谷野 是非来ていただけたら
Navi 「コーヒーと日常」が好きな方っていうのは、本当に皆さん、そういう人たちがファンががっちりする
小谷野 そうですね。わりとコアな方もいらっしゃいます。
Navi 私もファンです。
小谷野 ありがとうございます。
Navi 道具のお店も出るじゃないですか。
小谷野 そうですね、
Navi 私も自分のコーヒーを自分で入れて、同じコーヒーなんですけれども、毎朝飲んでいるんですけど、いろんなコーヒーのことはよくわからないんですけど、自分がいつも飲んでるコーヒーは、好きだし、あのコーヒーを毎日飲むっていう習慣になっているので、熊谷は珈琲がおいしいといってくださっているのなら
小谷野 おいしいコーヒーの豆が手に入りやすい
Navi そうなんですか?
小谷野 そうですよ、もう熊谷本当素晴らしい街ですよ。コーヒーに関して本当に自慢できる。
Navi そうですか。
小谷野 他のことももちろん自慢できます。特にコーヒーはあの皆さんご存知ないかもしれないですけどね。熊谷の珈琲はほんとに素晴らしいですよ。
Navi じゃあ、コーヒーの話になってきたところで。ここでまたリクエスト曲を、次はコーヒーの感じの曲になりますけど、小谷野 そうですね。ビルエヴァンストリオのWaltz For Debbyを
【曲 ビルエバンス Waltz For Debby】
Navi 時刻は12時43分を回りました。梅林堂提供 やわらか熊谷 僕らがつなぐ物語「第65回コーヒーと人形」をお届けしています。さて便りが届いておりますので、紹介したいと思います。ラジオネームラグビーお兄さんからいただきました。
「皆さん、こんにちは。櫛引近くの普済寺にある大学ラグビー部で仕事をしているので、岡部の土地勘はよく存じ上げております。「コーヒーと日常」は深谷でよく開催しておりますが、関根先生という名プロデューサーもいるので、熊谷でも、開催希望をするコーヒー好きの人間でございます。」
Navi 熊谷開催希望の方います。
小谷野 そうですね、やりたいなと思うんですけど、なかなかまた今、詰まってるっていうか、いっぱいあるので、
Navi そうですね
小谷野 イベント自体。
Navi 本当にこの1つのイベントを6年がかりでっていうのを聞いたら、「じゃあ、すぐやってよ、」「そうですね」っていうわけにいかないで、今までのイベントもあって、
小谷野 がんばります。
Navi 先ほど一番嬉しかったのは、「やっぱり熊谷はコーヒーが美味しい街」って、いってくださったこと。
小谷野 本当に実は件数的にも充実してるし、バラエティも豊かなんですよ。ネルのコーヒーも飲めますし、今の最新流行の珈琲まで飲める。こういう街は、すごく珍しいと思います。
Navi 聞いている人で分からない人がいるかもしれないけど、ネルのコーヒーっていうのは、ネルドリップって言って。布のドリッパーみたいなので、紙じゃなくやるやつなんですよね。これはまた難しいんですよね。
小谷野 本当に淹れるのは難しいから、やっぱりお店で飲む珈琲ですよね。
Navi 一般の家じゃネルの管理ができないないから
小谷野 本当に苦みの裏に、ふわっと出てくるものすごい甘みがあって、これはもう、コーヒーのほんとに神髄といえる。Navi ネルでやっているのが、あのカフェドリッチだったり、それから河原町珈琲店、ネルドリップって聞いただけで、私はすごい
小谷野 本当に素晴らしいコーヒーが飲めるので、また最先端の星は、ちょうど市役所の前に、コンサイエンスさんって本当に最先端のコーヒーが飲めますので、
Navi そちらの珈琲はいわゆるコーヒーの味なんですけど、ちょっと違う、いろんな香りが出てくる
小谷野 そうですね、フルーティーなものだったり花の香りだったり。本当にコーヒーが持つ無限のポテンシャルがあるんだけど、もう1つの味に固まらない。バナナの味もある。
Navi 私も、それを聞いて、いろんなコーヒー飲んだら、本当に「えっ?これコーヒー」っていう
小谷野 昨日、僕はブルーベリー味の珈琲を深谷カフェでは出しているんですけど、それはもう本当にブルーベリーの香りがします。香りがコーヒーから出るのです。不思議ですよね。焙煎の仕方はもちろんなんだけど、いわゆる、豆を収穫して、それをこう精製する方法によって、かなり変わってくる。その昔は、ナチュラルって言って、天日干しして仕上げるやつと、発酵槽につけて仕上げるやつと、ウオッシュドっていうタイプと、2種類ぐらいあったのが、
Navi 最近はコーヒーを何かお茶みたいに発酵させる?
小谷野 発酵させて、周りのヌルヌルを取って、サラサラにして、それで乾燥させて剥くっていう種を出すっていう方法とそれをウオッシュド製法となって。そのほかに、その天日干しのナチュラル製法があって、最近はその中間にいろんなのがある。ハニープロセスとか、周りの周りの皮だけを向いてかひっていうか、果肉だけにして、それをこう発酵槽の中につけたりとか、そのまま仕上げるのもあるんですけど、
Navi なるほど、じゃあ、あれですね、その種だけでやっていたコーヒーは、もう今やいろんな香りが出るのは、果肉も
小谷野 それで最後はパーチメントっていう中の皮を剥いて、ポコンと出てくるのがコーヒー豆なんです。その豆を出すまでの間にどういうふうな過程を経てきたかで味が違う。フルーティーなのはナチュラル製法から、大体、ハニープロセスだとか、そういった、いわゆるパルプトナチュラルとか、いろんなのがあって。そういう製法で、発酵素の中にタンク発酵させて、今、ワインの発酵と非常に似ている発酵させますよね。そういう発酵経たものと、全くそのただむくだけの発酵のウオッシュドプロセスの間に、こういろんなプロセスができているのでカカオと同じように、発酵が味をこれから決めているのといわれています。
Navi コーヒーってただローストしていこう。焦げた感じの具合で味が決まる。ただ、その豆によっても、ちょっと違ってわかったけど、その途中がそこまで。
小谷野 面白いのは、本当に喫茶百年の歴史が、日本は百年以上の歴史があるから。その歴史の中で、質の悪かった豆を、いかにおいしくして飲ませるかっていう工夫もあったので、それが実は、今は豆もいい状態のものが入ってくるようになっても、その技術がより生かせるようになって、その百年の歴史に裏打ちされたコーヒーとまた最先端の珈琲とはまた別の世界があって、楽しい世界観がありますよ。
Navi 楽しいね。聞いてるだけで楽しい。じゃあ、ここでまたね、お便りが来たので紹介します。ラジオネームアンクルチーズさんからいただきました。
「関根さん、こんにちは。今日のやわらか熊谷僕らがつなぐ物語。本日のゲストさんは、熊谷市長野屋の人形師、小谷野さんでしたよね。高齢の父の整形外科のリハビリの送迎の車の中で聞かせていただいております。人形師としてのお話と、コーヒーに関してのお話、興味深く聞かせていただきますね。ということで、スプートニクコーヒーさんで、今日のご出演の話を聞いたという」。
小谷野 ぼくもスプートニク珈琲さん、いつも僕もいかかせていただいております。おいしいコーヒーをいつも出してもらっています。。
Navi いや、もう気になる名前だったですよ。人々の中でね、スプートニックコーヒーさんって言って、あれ行ったことがないけれどもって言って、いや、もう本当に
小谷野 文化的な熊谷のもう文化の中心になってくるんじゃないかと思うような。いろいろな楽しい人も集まってきますし、、そういうなんて、いろいろ話もできるいい場がスプートニクさんにあります。
Navi コーヒーと日常というイベントは1つなんですけど、今はコーヒーのお話と熊谷のお話を聞いてるだけでね、コーヒー地図ができたりできそうですよね。
小谷野 いや、本当にできると思いますね。
Navi だから、そのそれを見て、コーヒー屋さんを巡ったりとかした。熊谷全体がコーヒーと日常になったらいいですか?
小谷野 そうですね
Navi 本当に、小谷野さんがいるからこそ、
小谷野 いや、僕はもう本当に大したことはない
Navi 私も同級生とこんなお話ができ。本当に幸せなんですけれどもね。私もコーヒー知ってること少ないんですけど、コーヒーが好きっていうのは本当に原点で
小谷野 本当そうですね。だから、何屋さんなんだかわからない。
Navi そうですよ。だって、人形屋で最初、前半も人形のあのすごいお話から始まって、今はまたもうコーヒーのそういう深いお話になって、ますます、コーヒー飲みたくなったり、やっぱり熊谷を歩きたくなったりします。
小谷野 本当に歩ける街にするには、やっぱりなんていうか、そういう魅力的な店がたくさんできれくれれば。
Navi じゃあ、これから何かやっちゃいますか?
小谷野 いや、僕は、このままいくと思いますけど、
Navi 何かをできれば、きっとね、街歩きできたらと思う。
小谷野 楽しくなってきましたよ。熊谷は
小谷野 熊谷の街は素敵ですね。
Navi そういうふうに言っていただいて、じゃあ、小谷野さんと改めてまた還暦を過ぎて、こんなお話ができたのよかったと思います。今日は全部聞ききれなかったんです。珈琲の話でまたぜひ来てください。よろしくお願いします。今日はありがとうございました。
小谷野 ありがとうございました。
Navi 今日は、長野屋人形店の6代目綱季、そして「コーヒーと日常」の監修をやっていらっしゃる小野宏樹さんに来ていただきました。今日はありがとうございました。
小谷野 ありがとうございました。