
「熊谷のホタルを守る」
5月18日(月)12:00~ FMクマガヤ 梅林堂提供 やわらか熊谷~僕らがつなぐ物語~
第88回「熊谷のホタルを守る」をお届けします。
あなたは本物のホタルをみたことがありますか?今でも熊谷でホタルを見ることができるのです。
こうなん地区に生息するゲンジボタルその保護にあたっている 認定NPO法人「熊谷市ほたるを保護する会」
日頃から天然のホタルとその生息地を守っている方々いて、今でもホタルを見ることができるのです。
こうなんホタル祭り 今年は6月6日に開催されます。ゲストにほたるを保護する会で、先輩での元江南北小学校長の桒原伸行さんをお迎えして今年のホタルの状況やホタル祭のこと保護活動のことなどお聞きします。どうぞお楽しみに!
以下 AInottaによる文字起こしを修正したものです
Navi 時刻は十二時を回りました。AZ熊谷六階FMクマガヤ YZコンサルティングスタジオからお送りします。月曜のお昼は梅林堂提供「やわらか熊谷僕らがつなぐ物語」第八十八回「熊谷の蛍を守る」を今日はお届けいたします。ラジオをお聞きの方は蛍を見たことありますか?今日は熊谷のホタルのお話をたっぷり伺いたいと思っています。今日のゲストは熊谷市ホタルを保護する会の桒原伸行さんです。
桒原 はい、こんにちは。
Navi ということで今日はホタルの話をいっぱい聞かせてもらいますけど、よろしいですか? 桒原 うまくしゃべれないですけど。
Navi そんなことないです。ということで今日、先生の先輩でもありますの今までもずっとお世話になってるんですが、今日は本当に満を持して。蛍の季節、もう今日、タイミング的にはぴったりですか?
桒原 はい、ぴったしです。
Navi ということで。三年前でしたっけ、私は最初にご案内いただいたのは
桒原 そうですね。
Navi 「もうホタル見に来てよ」っていわれて、知ってたんですけど、行って、びっくりしました。最初に見た時のホタルはすごかったんですけど。
桒原 、あの時は本当にたくさん出て、時期もちょうど良かったんでご案内して、とてもいいところを見ていただけたなと思ってます。
Navi 実は自力で妻と二人で行ったら、蛍はいたんですけど、一匹しかいない。その後ガイドでいろんなことを聞いて教えてもらったら、すごい風景を見ることができました。あのとき すごかったですね。
桒原 たくさん飛んでる時は、大抵の方が、感動して、「すごいですね」っていうふうに言っていただけます。
Navi 一匹ですごい感動したんですよ、実は私は。なんか子供時代に幼稚園の頃になんか、虫籠にいるホタルを一回だけ見たことがあって、天然のそういう場所で見たっていうことは実はなくて。熊谷じゃ見られないんだろうなって思ってたところに、ご案内していただいて、一匹見た時に「あっ! ホタルだ」って思ったんですけど、そんなの問題じゃないぐらい出ますね。
桒原 そうですね。特にゲンジホタルだと光も強いですし、何匹か飛ぶととても幻想的でいいなというふうに思います。
Navi 今言った風景が本当に、この熊谷市内で見られるという。今日はホタルのお話を聞こうかなって思ってるんですけど、その前に今日は桒原先生に、今までのことを、ちょっと伺っていこうかなと。知らないことがあるのですが、この番組では、最初に出身小学校を聞くんですよ。
桒原 小学校?
Navi そうですよ。桒原先生、どこで小学校を卒業したんですか?
桒原 埼玉県上里町七本木小学校です。
Navi 七本木小ですか。そして中学校は
桒原 上里中。
Navi そうでしたか。じゃあ先生の出身の上里には辺りホタルっていうのはいらっしゃったんですか?
桒原 いなかったです。
Navi 蛍はいない?
桒原 私が子供の頃は、うちの近くに蛍はいなくて。母親の実家とかに行った時に、群馬なんですけど、そこでそこのうちの人が捕ってくれたのを一匹見たのが、最初でもうそれっきりですね。
Navi 群馬には、いたのですね。 群馬はどの辺なんですか?
桒原 玉村町。
Navi あ、わかります。玉村にいたんですね。
桒原 川沿いの角淵っていうところですけど。
Navi はい
桒原 その辺では、六十年ぐらい前はいましたね。
Navi そうですよね。六十年前の話になりますよね。 先生、その後中学校の理科の先生だったんですね。最初は、どの辺の中学校にいらしたんですか?
桒原 上尾です。
Navi 上尾をスタートで。次どういう感じで。
桒原 上尾に十年いた後、今度深谷の豊里に行きました。
Navi 豊中に。私も深谷にいましたが、その時十年だから、私はもう深谷から出ちゃった感じですかね。平成の頃ですかね、スタート。
桒原
Navi 豊里中で。あとは、深谷ですか?
桒原 熊谷に。そこから熊谷に来た感じですかね。
Navi 熊谷の何中にいらっしゃったんですか?
桒原 最初は、玉井中です。
Navi 玉井中。 教え子が聞いてるかもしれませんが。玉井中。それであとはどちらですか? 桒原 三尻中。
Navi 三尻中。三尻中も聞いてる人がいるかもしれませんで。あとはどうですか?
桒原 奈良中。
Navi 奈良中に来たということですね。その後はどういう感じで?
桒原 その後もほとんど、熊谷市内で荒川中のあとは、大幡中、中条中。その後が、江南北小学校。
Navi おーいよいよ。そこから
桒原 小学校に行っちゃったと。
Navi 中学校の先生だったけど、校長先生になって江南北小に行ったっていうことですね。でも、そこで待ってたのは、子供もいたんですけど、ホタルが待ってましたね。
桒原 そうですね。
Navi これきっかけですかホタルを保護する会ですか。もう今は桒原先生っていえばホタルの先生なんですけど、きっかけはやっぱり学校行ってからなんですか?
桒原 そうですね。赴任する時に、その地域の特徴として、私は理科ですから、「何があるだろうな」っていう風に考えて、例えば「熊谷東中とかそっちの方面だったらムサシトミヨかな」
Navi そうですよね。
桒原 それでそれを頭に入れてたんです。それが江南。「江南か、江南はなんだろうな」と思った時に「あ、ホタルだよ」と。 それまでもホタルについては見に行ったりとか、いろいろとしてたりしたんですけど、それが一番のきっかけで。ホタルを保護する会に、入ってということですね。
Navi いやー、江南の人もきっと江南北小の校長先生が「ホタル」と言って、行ったらきっと皆さん喜んだんじゃないんですか?
桒原 いや、そのもっと前には、養殖っていうか、カワニナの養殖を学校でしていたのです。そういうのずいぶんと地域と一緒にやってたんですけども、ちょっとそれが下火になってた時だったんですけども。ホタルを養殖するっていうのはすごく難しいですから。 特にゲンジボタルは。 ですから、そういうのではなくて、ホタルを保護する会自体も、「環境を守る。」「自然の中でホタルが、生息できる」っていうのは、これはこれですごいことなのです。「ゲンジボタルが住める環境を作りましょう」というふうな活動が主ですね。だから養殖はしてないんです。
Navi ちょっとじゃあ話を戻しますけれども。養殖をしてないということは養殖をしてた時もあったってことですね。
桒原 いや、基本的には自然のやつで。だいぶ前になりますけど、一度ほとんど絶えちゃったんですね。
Navi 元々いたんだけれども、もういなくなってしまった。
桒原 その一つのきっかけとして、そこの江南のホタルの子孫っていうのが、東京の板橋区にあるホタルの施設の方に、いってたのそこからまた分けてもらった。 相当な数ですけども、卵とか、何万匹っていう感じで。 それを、放流したのです。それで「守っていきましょう」っていうことで。今、結構飛ぶようにはなってるということですね。
Navi なるほど。あちこちで最近「ホタルを守るっていう活動」とか、「ホタルを見るっていう活動」があるんですけども、それでいうと、江南はホタルをどこかから持ってきて、やるっていうよりは、もともとこの自然を守りながらそこに自生させるっていうのが活動ですね。
桒原 そうですね。もともとはいたのそれをなんとか生息環境を守ってあげて、自分の力でっていうか、自然の形で飛ぶようにと。それが一番の目標ですね。
Navi 違う地域では、養殖したものを放したりとかして 見学してるっていうところもあるっていうことですよね。
桒原 そうですね。それはそれですごいことなんですよね。 見学させてもらいましたけども、「あ、こんなすごいことやってるんだ」っていうふうに、感心するんですけれども。江南の場合には、ゲンジボタルっていうこともありますし、養殖が難しいっていうこともありますし、環境を守って自然の中で飛ぶ姿を目標に 活動してるってことです。
Navi なるほど。そうですか。環境を守るっていうのは具体的に言うと、何をしてることになりますか?
桒原 水ですね。
Navi 水?どんな感じですか?
桒原 ゲンジボタルの場合には、その餌になるカワニナが生活できないところでは当然ホタルも生息できない。じゃあカワニナはどういうところで生活できるの?っていうと、綺麗な水って言いますけど、本当に綺麗だと餌がないですから。 ほどほどに綺麗に水が流れているっていうのが 一つ条件になるんですね。たまり水だとうまくいかないので。だから 流れている水が常にある、一年中あるっていうのが、カワニナが生きていく上で必要。そのカワニナを食べているのがゲンジボタルなので、そういう環境でないと生きていけないっていうことになります。
Navi まずは、じゃあ、その水を確保するというか。水をいつも監視するというか、そういうことなんですか?
桒原 そうですね。
Navi 綺麗な水が流れてくる。
桒原 それが、江南っていう場所は、すごく地理的には、ため池があって、そこから水が、ずっと出てますのでとても環境的には良かったなというふうに思います。
Navi じゃあ、ため池からの、流れを、綺麗にいつも 守ってっていうことですね。
桒原 流れが消えちゃっちゃダメだし、強すぎてもダメなわけですよね。そうですね。 バーッと行っちゃって 強いと流されてしまうと。江南の水路は古いタイプなので 所々に、浮き橋が。 内側に支柱みたいなもの出っ張りがあるんですよ。それが逆に、強い流れをせき止めて、そこの影に隠れると流されずに済むと。それも良かったんじゃないかと言われてます。
Navi じゃあ、もともと、いい環境でもあるけれども、水も、汚れずに、流れているという環境。
桒原 そうですね。
Navi それを、いろんな方々も守ってきて。 でも、守るって言ってもやっぱり、何でしょうね、その人間の力っていうのでなんとかするっていうよりは、自然ですから常に変わっちゃいますよね。
桒原 そうですね。だから草刈りも当然必要ですし。 あと、地域の方が協力してくれて、例えば除草剤とか何かをまくと土がこう乾いてしまうんで、 その辺も、「使わないんじゃなくて、使うのを、控えてもらう」とか、そういう形で皆さん協力してくださってます。
Navi うーん。いろいろそうした方々の協力があってこの環境は 守られてる。その結果が、この間の素晴らしい風景を作ってるっていうことなんですね。わかりました。さて、ちょっとお話ちょっと 伺ったんですけども、ここでちょっとリクエスト曲をお願いしたいと思います。
桒原 じゃあ、ここのところ三十度超える 暑くなってきました夏を待ちわびるということ『夏を待ちきれない』ということでTUBEお願いいたします。
Navi はい、お願いします。
【曲 『夏を待ちきれない』TUBE】
Navi 時刻は十二時十八分を回りました。梅林堂提供、やわらか熊谷、僕らがつなぐ物語第八十八回「熊谷のホタルを守る」をお届けしています。桒原先生、さっきの水なんですけども なんか、いただいたホタルハンドブックというのに、条例っていうのが出てるんですよ。 これはすごいなと思ったのは、熊谷市ホタルに関する条例って これはどんなものなんですか?
桒原 そうですね、もともと江南町やってたとは思うんですけれども、その指定された地域このホタルを守るために、ホタルを捕らないのはもちろんなんですけれども、その餌となるカワニナを捕ることも禁止ということ。どうしても興味があると持ってきたくなりますよね。でも「それは、ホタルを守るっていうことにならないので控えてください」っていう条例です。
Navi ああ、条例違反しちゃダメってことですよね。ホタルを持っていっちゃダメ。カワニナも持っていっちゃダメ。あとは水をきれいにしましょう。そういうことですね。
桒原 そうですね。
Navi 今はホタルの歌をあんまり学校で歌わないんですけど、そういえば「あっちの水は甘いぞ」とか言ってますよね。
桒原 そうですね。あの歌詞って昔の、人が作ったと思うんですけれども、昔って言っても、そんな ないんですけども、すごくよくできてるっていうか、自分も最初知らなかったんですけども、成虫になるとホタルは水しか飲まないんです。
Navi え?
桒原 餌食べないんです。消化器官がないんです。
Navi じゃあ、長生きしないってことですか?
桒原 そうです。だから成虫で一週間から、二週間はないかな、十日ぐらいですね。成虫になると。
Navi セミも長生きしないって言うけど、セミはなんか吸ってますよね
桒原 ホタルは水、水分というか、夜露をなめるとか、そういった水をなめるだけもう頑張ってると。 「こっちの水は甘いぞ」っていうのは、「ホタルは水をなめてる」っていうのを知ってないと、そういうことは書けない。
Navi そうですね。
桒原 ですから、これを書いた人はすごいなと思います。
Navi 今初めて知りました。恥ずかしいですね。理科の先生なのに。
桒原 いえいえ。大丈夫です。
Navi やっぱり桒原先生は先輩ですから、よくご存知で。
桒原 いや、私もこのことをいろいろ勉強していく中「あ、そうなんだ」という発見ばっかりです。
Navi そうですか。 じゃあ聞いちゃっていいですか?なんで光るんですか?
桒原 難しいんですよ。
Navi 難しいんですか。
桒原 説明するのはすごく難しいんですけども。
Navi はい、説明してください。
桒原 ルシフェリンとかっていう物質とか、ルシフェラーゼとかっていう名前がってあるんですけど酵素ですね。
Navi 酵素。
桒原 それがATPと物質が働いて発光する。ですから、普通、我々が考える電気を流すのではない反応。電球を触ると熱いですよね。でも、蛍って熱くはならない。だから熱効率っていうか、エネルギー効率がものすごくいいんです。だから光っててもちっとも熱くならない。しかも、水しか飲まないであれだけ光っていられるっていうのは、ものすごい生命の神秘じゃないですけれども、すごいことなんだなあ。これを人間が真似できればエネルギーの問題もだいぶ変わるかなとも思います。
Navi 確かに。そうですよね。 改めて「蛍の光」は光エネルギーですよね。でもね、ちょっと酵素でどうやって光るのかなっていうのは、私も全然イメージが湧かなくて。子供に聞かれたら何て言って答えたらいいかって困っちゃいます。
桒原「不思議だね」って答えてください?
Navi そうですね。それもありますよね。でも知りたい子はきっとなんか一生懸命調べて、今ならね、その酵素っていうのが、光につながるっていうほうが簡単だと思うんですけども。あとはゲンジボタルってさっきから言ってるんですけど 源氏がいるなら平家もいるということですか?
桒原 はい、そうです。
Navi これ、ホタルの大きな種類二つでよろしいですか?
桒原 そうですね。 他にもいますけれども熊谷で見られるのは、この平家ボタルと源氏ボタル。 この二種類は、見られます。
Navi 江南は源氏ボタルが中心でよろしいですか?
桒原 そうですね。源氏ボタルなんですけども、平家も少しいます.
Navi 源氏もいるけど平家もいる。 なんか、源平の戦いみたいですけどね。
桒原 それが元で名前が付いたのかもしれないですけども。 その辺の詳しいことはわからない。
Navi ゲンジボタルとヘイケボタルの違いっていうと何が違うんですか?
桒原 簡単に言えば大きさですね。 あと光の強さ。 あとは、光の光り方、何て言うかな、点滅する速さとか、いろんなところの違いがあるんですけども、一番は体の大きさと光の強さ。そういったところだと思います。
Navi ゲンジボタルは光が強い。体が大きい。 平家ボタルは体が小さくて光もちょっと弱いということでよろしいですか?
桒原 あの点滅も早いですね。平家の方が。
Navi 点滅しますよね。そう言われてみれば。でも見たことない人は点滅すら多分イメージできないと思うんですが、点滅をするということですね。
桒原 明滅 っていう言い方もありますけれども、光が強くなったり弱くなったり、それを繰り返す。 その周期も、同じ源氏ボタル東日本のゲンジボタルと西日本のゲンジボタルでは光る、その間隔周期っていうのが少し違ってます。
Navi 五十ヘルツと六十ヘルツとかじゃないんですか? 不思議ですけどね。
桒原 それと同じですよ。
Navi 本当ですか?
桒原 じゃあ、境目どこなんだってなりますけど。
Navi そんな、なんかマニアックな話になってしまいましたよね。日本は、真ん中で大体、関東は50ヘルツ関西は60ヘルツって言うんですけど。もしかしてそういう違いもあるっていうことなんですか?
桒原 そうですね。生物の世界でもやっぱり、東日本型、西日本型、遺伝子の違いがあるようですね。
Navi なんか聞いてるとどんどんなんか深みにはまっていきそうなんですけれども、二つの種類があって、主にそのゲンジボタルっていうことなんですけど、さっきからカワニナっていう話が出てたんですけど、カワニナっていうのは一体どんな生き物ですか?
桒原 簡単に言えば貝です。
Navi 貝って言ってもいろいろありますよね。なんかカタツムリみたいな感じでいいんですか?イメージはそうですね。 それともシジミみたいな、こうパクパクしてる。
桒原 巻貝ですから、なんでかな?サザエみたいな感じのやつのもっと小さいやつですね。
Navi それが、カワニナだから川にいる貝ということですね。
桒原 はい、そうです。
Navi それがやっぱり住むためには、先ほど言った、綺麗な水と、それから、ある程度の流れということですか. カワニナは、何を食べてるんですか?
桒原 これが落ち葉とか。そういった、川に流れてくる、栄養分。ですから、川に流れるもの、ちょっと少し手助けしてあげようって思うと ホタルを保護する会の杉田さんなんかは、よく、自分の家で作ったキャベツを 入れて、キャベツを食べさせてます。
Navi あ、そうですか。キャベツとかサツマイモって書いてあるんですけどガイドブックに。だから、落ち葉も?
桒原 落ち葉、そうですね。タンパク的なもので言えば、ミミズだとか何かの死骸も .食べるというのは聞いたことありますけども、基本的にはその水の中の有機物、そういったものを使うので、川をきれいにしてくれてるっていう風にも見えるかもしれません。
Navi じゃあ、まずゲンジボタルの前にカワニナが生きられる環境を きっと作っていくということなんですね。 なんかもう、簡単 じゃないんだなっていうのを、しみじみとこう感じたんですけども。 一回全部いなくなっちゃって、ほぼいなくなっちゃって、そこからまた復活して、やってきて、お祭りまで話が行くようになったっていうのは、やっぱり
桒原 「地域の方の努力」これしかないと思います。 江南町は「ほたるの飛び交う町を作りましょう」っていうのを、町の憲章のような形でそれをスローガンにして、環境整備をしてきて。「他にないものを、作り上げてきた」っていう、そういう歴史もあると思います。
Navi 「ホタルが飛ぶ。」 水をきれいにするだけじゃなくて、近くの里山っていうか、そういう環境もきれいにしてるっていうことですか。
桒原 そうですね。今は、ホタルの観賞路とはちょっと離れてますけれども、大体同じところに、寄付していただいた山がありまして。そこのところを、整備して、皆さん誰でも入ってきて、カブトムシとかそういったものが捕れるように 里山整備っていうのもだいぶやっています。
Navi 里山整備って言いますけども、それは大変だって聞きます。草刈りをしたり、とにかくよく見て回ったりするっていうのを聞いたんですけども、それを皆さんが一生懸命ボランティアというかでやってる感じなんですか?皆さんの情熱は、やっぱりそのさっき言った「蛍が飛び交う町」というか、そこからスタートしてるんですね。先生はなんでこんな情熱を持ってやってるんですか?
桒原 うん、やっぱり他にない。綺麗じゃないですか。でもね、サクラと一緒、本当にちょっとした期間しかないですけれども、でもそれが綺麗に飛ぶと嬉しいですよね。
Navi 本当にこういう方々がいてのホタル。サクラはもちろんそうですけども、ホタルはもっともっと、なんていうか、すごいバランスの中にあるということですね。伺いたいんですけども、今年のホタルはどうでしょう?毎年すごいってわけじゃないみたいですからね。 どうでしょう?
桒原 どれだけ出るかは生き物相手なのでちょっとはっきりは、申し上げられませんけども、去年程度は出てくれたらいいなというふうには思ってます。
Navi なるほど。出てくれたらいいなってことは、出るかどうかわかんないけど出るんじゃないかっていうぐらいの感じですか?
桒原 そうですね。全然出ないってことはないです。 ただその数が多いのか少ないのか。
Navi この占いは何で占いするんですか?
桒原 私は一応気温の問題とか天候の問題が一番大きいですけども 幼虫が上陸するんですね。 四月に。その時の様子によって、数はどうだろうな、どの辺に多いだろうなっていうのは、一応予想は立てますけれども。これも全てではないです。
Navi ホタルの光は儚いんですけど、本当にそういう部分、虫って言っちゃ申し訳ないよぐらいのね。 光とかその美しさをこう醸し出すのはやっぱり改めて見るマナーっていうのがあったんですけども、「絶対持ち帰らないでほしい」とか それから、「水を汚さないでほしい」とか、「光を出さないでほしい」とか、あとは「騒がないでほしい」っていうことですよね。
桒原 そうですね。
Navi これ近所の人にもよるんですけども、そのマナーだけは、条例にもありますのでね、十分守っていただいて、その上で、あの素晴らしい風景があるってことですね。ここでちょっと、お便りをいただいてますのでご紹介します。 ラジオネームラグビーお兄さんからいただきました。
「皆様こんにちは。昨年初めて江南ほたるまつりに行きまして、尊い蛍の風景を楽しませていただきました。江南の蛍は二回目でしたが、久々に見に行って、自然の尊さと儚さと美しさを感じました。今年も行こうと思います」
といただきました。
桒原 ありがとうございます。
Navi 今年のほたる祭りの話題が出たので。ちょっとだけまた、ほたる祭りについて教えていただきたいんですけども。ほたる祭り。桜が咲くと桜祭りなんですけど、ホタルの時期にほたる祭りというのがあるんですね。
桒原 今年は六月六日の土曜日。一応六月の第一土曜日っていう風に、決められているんですけども。ただ、そこの時期にちょうど毎年うまくホタルがたくさん飛ぶかっていうと、ちょっとその辺はわからないですけれども。 六月の第一土曜日です。
Navi 第一土曜日。 六月六日の土曜日。ということですけども、ホタル祭りって言うからには、なんかイベントを他にもやられるっていうことですか?
桒原 そうですね、いろいろと、やってますけど。基本的には、出店もありますし。子供たちはそっちが嬉しいようで。そういう単純にお祭りとして、楽しんでもらえたらいいのかな。
江南北小学校と江南南小学校の四年生から六年生までの子供たちに、ホタルの絵を描いてもらって、それを灯籠に、貼るような形でみんなの子供たちが描いた絵をホタルの散策路に、置いて、
Navi 灯籠っていうくらいだから、ちょっと明かりもあるんですね。
桒原 以前はでロウソクを立ててやったんですけど、風がちょっと吹くと 大変なんですよLEDライトを使って浮かび上がらせるっていう風に変わってますけれども。
Navi いやー、なんか、すごいですね。子供たちのその作品も並んで、そこへものすごい近くまでは行かないと思いますけど、散策路は結構真っ暗ですもんね、
桒原 そうですね。でも目が慣れてくると、大丈夫だと思いますし、その方が、蛍も見やすくなります。あと光、怖いからってっていうんで懐中電灯とか最近、子供たちの光る靴が、ありますね。 あれ、ホタルにとってみると、ちょっと、困っちゃうかなーっていうようなこともあるので、できるだけそういうのは、なくしてもらえるとありがたいです。江南のホタルの散策路、ホタルロードについては全部アスファルトでできてますので 落ち着いて歩いていけば、危険はありませんから、ライトなしで 大丈夫です。
Navi 先ほど言った出店があるのもちょっと違うゾーンに、ちょっと高いところにあるんですよね。 出店は。それからだんだん下りてきて、散策路の方に行って ピピアの近くでよろしいですよね。
桒原 江南のピピア。 公民館の上、段々になってるんですけども 上の駐車場のところ出店とか いろいろとやってますので。
Navi そしてだんだん下に、誘導路みたいになっていて、そこを子供たちの道路が流れてきて、だんだん目が慣れてきて 一生懸命目を慣らしていただいて、真っ暗なホタルのゾーンに行くという、そういう感じでよろしいですか?
桒原 そうですね。その方が、ホタルにとっても、安心して飛べるかなと思いますので
Navi だって主役はホタルですし 桜と違うのは生きてますからね。
桒原 はい、動いちゃいます。
Navi それからやっぱり騒いだりとか、環境が悪くなれば、ホタルだってなかなか出てこれなくなったりって
桒原 そうですね。あと、歩いてると、女の人の髪の毛に、とまることも よくあるんですね。 そういった時には、そーっと取ってあげて、そのままおうちに 連れて帰らないように。 なんか結構ついてくれると綺麗でなかなかいいですよね。風情があります。
Navi それはすごいですよね。蛍もなんかこう吸い寄せられちゃうんですか?
桒原 そうですね。なんかいい匂いがするんですかね。よくわからないですけども、結構見ていて、女の子の髪の毛に付くことが多い感じですね。
Navi そうですか。ホタルのふるさとは江南の方なのでそこにもどしていただくということも大事ですよね。
桒原 あぜ道の草の生えてるところには、安全のためにも、踏み入れないで。あと、そのあぜ道の土のところっていうのは、もしかすると、ホタルのサナギがまだ眠ってる場所なんですね。それを踏み固めてしまうとサナギを潰してしまって、出てこれなくなってしまう、死んじゃうっていうことにもつながりますので。
Navi アスファルトの上を歩くということですね。
桒原 ぜひそういうふうにしていただけると、安全に楽しく見ていただけるかなと思います。
Navi 私も、行った時に、写真撮らせてもらった。写真は撮っても大丈夫ですよね。
桒原 大丈夫です。
Navi あと動画も撮れると本当に綺麗なんですけど、フラッシュはダメなんですか?
桒原 フラッシュはうまくないですね。 そもそもフラッシュを焚いたら綺麗に撮れないですよね。
Navi ホタルの良さっていうのは、真っ暗の中の黄色いというか、蛍光色というか、そういう光、なんて言ったらいいんですかね、緑のような黄色のような。 あれをちゃんと撮るには、フラッシュを焚かない方がいいですもんね。
桒原 撮り方もいろいろありますけど。いろいろとあって、カメラもいろいろと、いいのがありますけども、たくさん飛んでる時だと、普通に、携帯で撮ってもそこそこ、はい、撮れますので。 いいカメラを持ってなくても、残すことは可能だと思います。 そうですよね。
Navi 私も自分で撮っても、結構よく撮れてるっていうか、雰囲気がちゃんと撮れて、動画でもよかったし。 動画の時、なんかいろんな人が「わー」とか言ってるよりは静かな動画がいいですよね。声が入るのはわかるんですよ。「わー、きれい」って言いたくなるんだけど、やっぱりそこのトーンを落としていただいてって。
桒原 感激して声を上げるのは、いいと思うんですよ。 どんどん上げていただいていいんですけど。 ただ、キャーキャー騒ぐと、皆さんの迷惑にもなることもあるかなとは思いますけど。 そうですね。 でも、「わー、すごい」とか「きれい」とか っていうのは、聞いてる私たちも嬉しくなりますよね。ですから、そういうのは、押し殺す必要はないのかなと思います。
Navi なるほど。それからほたる祭りの時間っていうのは何時から始まりますか?
桒原 お祭りっていうか、鑑賞の時間がいいのは、日没からって言うんですけども。暗くなって八時ぐらいから九時ぐらいの間が一番、いいかなと思います。
Navi なるほど。ガイドの方は、週末にいらっしゃるということですね。
桒原 そうですね。ホタルの案内所、今年は金土日。五月の二十九の金曜日から、金土日で六月の十四日までご案内できるかと思います。 これはお祭り以外でも、
Navi その案内所にいる方に、ガイドをしていただけるっていうことでよろしいですか?
桒原 ガイドというか、空いてれば、なかなか全員の方に 人手が足りなくてできないんで、「この辺で出てますよ」とか、そういう情報は お出しできるかと 思いますので。あと、蛍祭りはどちらかというと人を見に行くような形に
Navi そんなにたくさん来るんですね。
桒原 結構、天気なんかいいと本当にたくさんの方がいらっしゃるんで。 ですから、純粋に蛍を鑑賞したいっていう方は、蛍祭りから少し外した方が落ち着いてゆっくり見れるかなというふうには思います。
Navi 私のおすすめとしては、やはりその蛍のガイドっていうか、見てくれる方が現地にいて、情報を聞いて行った方が絶対 いいっていうことです。 だから一人で行っても、ただ探しただけでは、やっぱり見えない。「見えないね」って言って帰っちゃってから後で後悔する。
桒原 そうですね。
Navi 「もっとああいうふうに知っていればよかったな」っていう。
桒原 よくあるのが、例年ここに出てたからっていうことそこに行って、「何匹か飛んでたから」って言って帰っちゃう方。そこでちょっと聞いていただければ、「今年はこっちの方もたくさん出てますよ」とかそういう情報も、お出しできるかと思う。またせっかく来ていただいたんいっぱい見ていただいてっていうことにつながるかなというふうに思います。
Navi そうですね。 このお話を聞いて、行ってみたい方はぜひそのマナーを守り、そして一人でなんとかって言うんじゃなくて、現地で聞いて。やっぱりガイドが付くのと付かないの、自然観察ってもう大違いですもんね。
桒原 あと一つは、駐車場なんですよ。 江南ピピアのところには駐車場があります。無料の。 そういったところって考えたら少ないですよね。江南では、いろんな場所でホタルがでます。樋春でも出ますし、あと給食センターのところでも出ますし、いろんなところに見るポイントがあるんですけれども、安心して車を置いてゆっくり回れるのは、ピピアかなというふうに思いますので ぜひ、気をつけて、交通事故の起きないように来ていただいて、そこに車を停めて、ゆっくりと見ていただけたらと思います。
Navi ということでね。見方もちょっと教えていただいたところでまた次の曲いってみたいと思います。
桒原 これ私の好きな曲なんですけど TOKIOの『空船』。
Navi はい、お願いします。
【曲 TOKIOの 『空船』】
Navi 時刻は十二時四十八分を回りました。梅林堂提供、やわらか熊谷、僕らがつなぐ物語第八十八回「熊谷のホタルを守る」をお届けしています。さてホタルを保護する会っていう会があるんですけども、こちらはあれですかね、もう、いろんな方が今まで頑張ってきたんですけども、まだまだ、この後いろいろ課題はありますよね。 どうでしょう?
桒原 活動資金。これはいろんな人がそこに出ているのに、いろんなものにお金がかかってるんですけど、
Navi そこはどこからも、補助金とかがなければ出ないってことですよね。
桒原 そうですね。ですから、補助金を、いただけるところから、いただいて、活動資金にするっていうのと、あとは、来ていただいた方とか、賛同してくださる方から、寄付金っていう形少しずつ いただいて、それを使って、例えば草刈り一つにしても、ガソリン代もかかりますしそういったもの賄っていければいいかなというふうには思ってますけれども。あとはホタルを保護する会に会員になっていただいて、会費なり、それから、それをきっかけに、定期的に寄付をしていただくと。例えば、 働いて、ボランティアで行って働くっていうのもあるんですけれども、それだけじゃなくて、特に違うところに住んでらっしゃるんだから、なかなか難しいですから、金銭的にお手伝いいただくっていうのもちょっとありがたいかなというふうには思います。
Navi これは本当に現実的な問題ですね。 花火大会しかり、うちわ祭もクラウドファンディングを やるっていうふうな話も聞いてて、資金とか、これから続けていく人の問題ですかね。
桒原 そうですね。新入会員とかですよね。
Navi だから子供たちでも、こういう経験をしていて、「あ、じゃあ、僕も帰ってきたらやる」とかって、そういうのが出てくれば 違うし、あとは先ほど言った、地元じゃなくても、気持ちがある方が会に入って活動を一緒にやっていく。それが若い方々が入ってくればいいってことですよね。
桒原 そうですね。子供たちが、自分のふるさとに、誇りを持ってもらう。そのためには、他にはないゲンジボタルが飛んでるんだというようなことを、誇りを持っていろんなところでこう言えるような、そういう場所を作っていきたいなと思いますのでそういったことに、賛同していただける方がいろいろと協力していただけると、とてもいいことなんだろうなというふうには思います。
Navi 先生は、江南南小とか、江南北小で講演会じゃないですけど、総合の授業でやってるんですね。 そこでなんか、ホタル博士みたいなのいないんですか。
桒原 いや、結構、昆虫とかそういったものに興味があって詳しい子もいますので、将来的にそういう子たちがどんどん伸びてくれるといいなというふうに思ってます。 いやー、これ、
Navi 桒原先生が「あなたホタル博士だよ」って、スカウトして連れてきてくれればね。小学生のなんかそういう名物の人がいれば。なんか妻沼でもそうだったんですけど、やっぱり地元のことを誇りに思ってる小学生、中学生がもっと表に出てもいいのかなって思う時があるので。 先生の力で。
桒原 私は大した力はないんですけど、ただ子供の時は地元に誇りを持ったり、自慢できたりする。そういった場所を作っていければというふうには思います。
Navi ということ今日は「熊谷のホタルを守る」ということで「熊谷市ホタルを保護する会の」桒原伸行先生に来ていただきました。
Navi 今日はありがとうございました。
桒原 ありがとうございました。
Navi 今年も見に行きますので、またよろしくお願いします。
桒原 はい、お待ちしております。
Navi 今日はありがとうございました。 桒原 はい、どうもありがとうございました