昭和8.9年の卒業写真帳をみてみると、そこには「校是」(こうぜ)というものがありました。
「校是」(こうぜ)とは
 その学校の教育上の根本精神。 weblio辞書より
とありました。

昭和8年9年の卒業写真帳の石原小の校是は「充実、発展、協働」です。

さらに昭和11,12年の卒業写真帳には、校是にかわって校訓がでていました。

こちらはおなじみの「強く 正しく 睦ましく」です。

この写真帳はどちらも3代校長の福島大蔵先生の時代のものです。(福島校長先生は昭和4年~16年まで校長されていました)
 同じ校長先生の時に写真帳に「校是」というものが載せてあったりのちに「校訓」が載せてあったりしています。校是も校訓も学校にとっては重要な言葉です。

「校訓とは学校で、訓育上特に必要と思われる教えを成文化し、学校生活の指針とするもの。」 

weblio辞書より

校訓は、子供たちの目指すべき姿です。このころから特に力を入れて校訓をだしはじめたと考えられます。

昭和14年の針供養の時と思われる写真がでてきました。正面にかけてある掛け軸に校訓が飾られています。
とても大切にされている印象です。
現在その掛け軸を探したところでてきました。

 この掛け軸はすごく大きいです。これも今回の捜索で出てきました。古稀翁浩齋(埼玉師範学校 鈴木浩齋先生) という方が書いたようです。現在は額に入れて校長室に大切に飾っています。