梅林堂提供 やわらか熊谷~僕らがつなぐ物語~

ゲスト 茶の西田園 小林伸光さん

6月9日(月)12:00~12:54 FMクマガヤ 梅林堂提供 やわらか熊谷~僕らがつなぐ物語~

第36回「雪くま」

熊谷の名物となった「雪くま」ゲストは茶の西田園代表の小林伸光さんをお迎えします。熊谷の夏の風物詩となった「雪くま」今までの歴史と現在 そしてこれからの雪くまについて語って頂きます。もう熊谷の夏は始まっています。どうぞお楽しみに!

熊谷の名物「雪くま」を語る – 茶の西田園の小林伸光さんをゲストに迎えて

⏰月曜日 2025.06.09 11:59 · 53mins

文字起こし

Navi 時刻は12時を回りました。AZ熊谷6階FMクマガヤYZコンサルティングスタジオからお送りします。梅林堂を提供柔らか熊谷僕らがつなぐ物語今日はですね、第36回テーマは「雪くま」ということになりました。「雪くま」というのはもう熊谷を代表するかき氷なんですけどもですね。今日は本当に美味しい雪くまを食べさせていただけるゲストは茶の西田園の小林伸光さんに来ていただきました。こんにちは。

小林 こんにちは、お世話になります。

Navi ということですね今日は小林さんと雪くまのお話をいっぱいできたらなと思っています。よろしくお願いします

小林 お願いします。

Navi まずは最近知ったのですが茶の西田園さんということでお茶屋さんなんですよね。

小林 はい、お茶屋です。

Navi 今日タイムリーなニュースを聞いたので、そのお話ちょっと聞こうかと思ってるんですけども、埼玉新聞の6月8日の記事で、西田園の「吟子茶」っていうのが出てますよ。今日偶然見ちゃって嬉しくなっちゃって

小林 ありがとうございます。

Navi まるでこの時間に合わせたように

小林 合わせたよ ありがとうございます。

Navi 「吟子茶」という何かお豆を使ったお茶なのですか。

小林 そうですね。妻沼茶豆って言って、在来の豆っていうんでしょうか。それをだいぶ前にちょっと仕入れさせていただいたっていうか、ちょっと加工しといたんです。それとお茶をブレンドしまして、それで妻沼のお茶っていうことで「吟子茶」っていうのを作ってみたんですけど

Navi 「吟子茶」ですよね。これは新たなる展開じゃないですか。びっくりしました。私全然知らなかったのですが妻沼茶豆、これは理科の教員なので、聞きますが、種類は大豆なんですか、

小林 大豆だと思います。私もあんまり詳しくないんですけど、結構仲間がですね、あのきなこにしてくれたり

Navi やっぱり大豆ですね。

小林 大豆ですね。それでやってくれたんですね。妻沼の長島さんいう方が携わってたという感じなんです。それを分けてもらって、豆は外注しないと焙煎できないんで、それで焙煎加工して、それで置いといてもらったんです。それで缶に入れて、「吟子茶」っていっています。それをただ作るのも、どうなのかと思ってよく考えて、茶豆は使おうなと思ったんです。お茶もピンキリなんですよ。なんのお茶を使おうかなと思ったときに、やっぱりちょっと自分のイメージで、吟子さんが暮らしてた時代っていうか、生きてた時代っていうかそういうのをちょっと想像して、昔は今みたいに水色の良い深蒸しの緑のお茶っていうよりかは、ちょっと葉に火が強く入って香ばしい香りのする、ちょっと番茶みたいなそういう方が合うかなと風土的にも妻沼って結構取れたっていうことですね。お茶を取って加工してたというのをちょっと聞いてましたんで、本当にちょっとそういうお茶のイメージで、番茶と茶豆のブレンド茶で、それで「吟子茶」っていうのを作らしてもらいました。

Navi なるほど私もちょっと詳しくまだわかんないですけど、お豆を焙煎っていうとまるでコーヒーみたいじゃないですか。豆を焙煎するとやっぱり香りが出てくるんですか?

小林 そうですね。コーヒーまではならないですけど、やっぱりちょっと香ばしい感じがあって近い感じにはなります。Navi お豆のお茶っていうと、私は本当に節分のときに福茶のイメージなんですけども焙煎してるからもうちょっとこうなんていう香ばしい、

小林 そんな感じみたいな味になるんですね。お茶を焙じるようなイメージなんですけど、ちょっと焦がすって言ったらまたちょっと違うんですけど、焦がす寸前ぐらいまで、やっぱり特殊な機械じゃないと豆って芯まで火が入らないらしくて、ティーパックで「吟子茶」は売ってるんですけど、やっぱりティーパックだと豆そのものだと、どうしても色が出ないんで砕く。1回目にちょっと売っていただいたんですけども、それよりも加工し、もっと豆の量を増やしました。今回

Navi じゃあ特徴もぐっとでた感じですね。味を表現するとどんな味なんですか?

小林 豆が強い感じのちょっと香ばしいお茶って感じですかね。飲み終わりのときにはちょっとお茶の香りが残るかなっていうような感じでしょうか。

Navi なんか、お茶とかっていうのは本当にいろんな味があるんだなっていうのをこの間ちょっとお伺いしたときにお茶を入れていただいたじゃないですか。お茶バーみたいなことはまだやってらっしゃるんです

小林 今ちょっと雪くまがちょっと忙しくなってきてしまったんで、またシーズンオフになりましたら、お茶スタンドでお茶を、ゆっくり味わっていただきたいと考えております。

Navi お茶スタンドでお話を聞いた時も思ったんですけど、やっぱり知らないことが多いなと思いました。お茶って言っても本当に美味しいか美味しくないかとか、こんな味だとかこんな種類だっていうんじゃなくて、入れ方とか、それからお茶の種類とか、先ほどもそうですけど豆を炒って開発したわけですよね。、

小林 一応焙煎の今ほうじ茶の方も作ってますんで、何となくなんですけど、ちょっとお茶にはこういう火入れをしたらこうなるだろうとかっていうイメージがつくようになってたんですね。それなんでちょっと言葉悪いんですけど「お茶で遊ぶ」感じっていうのことをしています。今までただ仕入れて売るだけのお茶だとどうしても特徴が出せなかったんですけど、最近はやっぱり焙煎機もあるんで、まずはほうじ茶なんですけど。それでちょっと自分なりに遊べたらなと思っています。

Navi そうやって遊ぶっておっしゃってるんですけども、やっぱりお話を聞いた後に、このお茶ですよって出たお茶は味が違う、違うような気がしてやっぱりこれはこうやってこうやって作ってこうだったんだよと言われて、飲んだお茶は感じ方がちょっと違うような気がします。人間では不思議なんですけど、何となく生きてるんじゃなくていろんな知識を知ることによって、今までの工夫とか、小林さんが苦労されている話とか聞くだけでお茶の味がぐっと深みが出てくる感じがありました。この間のお茶スタンドのああいうのっていいなと思っています。今回はやっぱり「吟子茶」って出てきたんですけどその吟子茶の裏側にある豆が妻沼の茶豆という。知らなかったですね。妻沼に伝わる茶豆なんですね。

小林 自分もやっぱりその間接的だったんですね。そこから入ったっていうよりかは茶豆です。仲間が一生懸命頑張ってたんですけど    これよくあの玄米茶とかに黒豆入れたりするのがあるんですよ。でもどうせだったら妻沼だし妻沼茶豆使ったらねオリジナル出せるかなっていう感じになってですね、ずっと思ってたんですけどどこでそれを使おうかなって思ってたときにですね、そうか吟子さんもいたし、それで行こうかなっていうのがきっかけっていうかですね

Navi 私今の感想はお話を聞いて、吟子さんの味を味わってみたいなって思っちゃいます。

小林 良かったです。ありがとうございます。

Navi ラジオを聞いてる方も吟子茶っていうのがあってそして先ほどのお話を聞いてどんな味なのかなって多分思ってると思います。これは温かく飲むんですか?それとも冷たくして飲むものなのですか?

小林 やっぱりあの香ばしいもんなんでですね、温かい方が香りとコクが出ると思います。お湯っていうかね、温かいお湯で出してもらったやつを冷ましておいて冷やしておくのがいいと思うんですけど、水出しだとちょっと味が弱くなるかなって気はしてます。

Navi なるほど。ということで新聞に載ったのは6月8日だったんですけどこれ発売はいつでしたか?

小林 発売はちょっと前で5月ぐらいから、

Navi どこで買えるんですか。

小林 うちの焦がし屋武一の方で、販売しております

Navi なるほど唯一無二焦がし屋武一さんで吟子茶は購入できるということですね。

小林 あと吟子の会さんですか。お願いして、そこで販売はしてもらってるんですけど、そこの2ヶ所っていう感じ

Navi 吟子の会の場所っていうのはどこにあるんです

小林 ちょっと私も

Navi 道の駅とかじゃなく?

小林 あの役員さんが回っているんです。口コミでやっていただいて

Navi それはやっぱり、すぐに飲めないけども見つけたらもう見つけものってことですかね

小林 そうですね。もし聞いていただければ、妻沼レディースの名前出していいですか?

Navi 妻沼レディースという方々がいますよね、

小林 あの団体の方がいらっしゃるんでね。

Navi 一番はやっぱり焦がし屋武一さんに行くということですね。吟子茶のいいお話を聞けました。本当にありがとうございます。さてここで早めなんですけどね、ちょっと曲に行きたいと思います。この夏が近づいてまいりましたのでね、雪くまのお話の前にサザンオールスターズラブアフェアー秘密のデートという曲をお届けします。

【 曲 サザンオールスターズ LOVE FAIRE 秘密のデート】

時刻は12時17分になりました。はいFMクマガヤ梅林堂の提供 やわらか熊谷~僕らがつなぐ物語~第36回「雪くま」を届けしています。まだ全然雪くまの話に行ってないんですけれども、ここでお便りをいただいていますのでご紹介します。ラジオネームラグビーお兄さんからいただきました。ありがとうございます。「関根先生、ゲストのお茶さん」なんですか「お茶さん」って

小林 あだ名がやっぱりお茶やなんでが「お茶くん」とかですね、後輩たちから「お茶先輩」とか「お茶さん」とかですね言われるんで、

Navi もうお茶そのものなんですね。びっくりしました。これ名前を知らないかと思ったら「お茶さ」んっていうのが呼ばれてる名前ということなんですね

小林 はい、

Navi 「ゲストの茶さんこんにちは、先日も夜くま」 夜くまってなんですか?

小林 夜「夜くま」っていうのを、6月に入って、毎週水曜日だけ。夜だけのかき氷を提供始めたんですね。一応それはねインスタでちょこっとは流してるんですけども、ワンオペっていうか私1人でやるので、来てもらいたいんだけども、あんまり来てもらってもちょっとお待たせしちゃうなと。だから知ってる方に声をかけてやってる感じです。

Navi 水曜日の夜は何かが起きる。夜クマってのはそういうことです。「とっても美味しかったです。これから雪くまシーズンに入り、週末は賑わいと思いますので、今日は思い切りトーク楽しみにしてます」ということでしたね。

小林 ありがとうございます

Navi ありがとうございます。ラグビーお兄さんは、妻沼にも、ちょくちょく進出してるってことですね

小林 本当に言っていただいてですね、本当ありがたい話で

Navi そうでしたかあ

小林 ありがとうございます

Navi 先ほどちょっと曲の前に伺っていた吟子茶のことなんですけども、もうちょっと聞きたいんですけどもそもそもこの吟子茶っていうのはあちこちで売ってるっていうわけじゃなくて、収益は何か寄付されてるって聞きました。

小林 寄付って言ってもですね、やっぱり元がないと、自分のことを考えると、やっぱり何かを売って、お金しないとお金入ってこない。それで、でも最低限度の儲けでいいと思ってるんです。売りながら、だんだん寄付できればいいと思っています。

Navi なるほど、

小林 その吟子さんをもうちょっとメジャーに、何かそういうお手伝いができないかなっていうことで、それでちょっと本当気持ちなんでけど、少し寄付させていただいてるって感じです。

Navi なるほど素敵な「吟子茶」っていうのは、もうただ吟子茶を売り物にしてるんじゃなくて、吟子さんの活動を盛り上げるためのお茶っていうことですよね。ラジオ聞いてる方々も吟子茶を飲んでいただいて、また吟子さんを盛り上げていただくと、ともに吟子茶を飲んで盛り上げていくというお茶ですね

小林 そうですね。

Navi 志が本当に素敵です。私もその吟子女史がもっとメジャーになってもらいたいし、一番熊谷の人に知られてもらいたいです。熊谷妻沼の人たちがもっと吟子さんのことを知って誇りに思えたらいいなとお茶を飲みながらそんなお話ができたらいいってことですよね。ということで吟子茶、私も実際に飲んでみて、そして皆さんに、知っていただけたらと思っています。なかなか雪くまの話に行かなくてすいません。いよいよお聞きしますが、小林さんは雪くまを始めたのは、いつ頃だったのですか

小林 そうですね。ちょうどあの震災の年だったです。2011年ですね。その6月から始めさせてもらったんですけど、やっぱりきっかけ的には、震災の年で普通に売るお茶ですね。それにセシウムが出ちゃったっていうことがありまして

普通でもなかなかお茶を今最近飲まないってなってるときに、これはもうちょっと大打撃だなと思ったんですけども、逆に考えれば、何か売れるものって考えたときに、かき氷でした。ちょうど「のれん会」が立ち上がったぐらいのときだったんです。それでやってみようかと思い切ってですね、その年にうちの親父もまだ健在だったんで、親父が外回り外商してくれてたんです。「父ちゃん外は任せるよ、俺うちの中で、かき氷頑張るよ」って言ってたんですね。それで始めさしてもらって、夏はお茶も消費が落ちるんですね。それなんでもう本当にあのやばい状態が続いてたんですよ。うんそれでどうにか何かって思ったときにありがたいことにこのかき氷を始めさせていただいたってのが、きっかけです。

Navi のれん会っていうのは、雪くまのれん会っていうことだったんですね

小林 そうですね。ちゃんと承認を得ないとのれん会に入れないっていうのがありまして、それで一応それをやってもらって、それで入れたっていう形で

Navi 試験があるんですか

小林 試験とかね、書き方とですねシロップとですね。味はそこの味があるんでいいんですけど、貫目氷を使うっていうます定義が3つあってそれをクリアしてればOKなんですけど、あまりにもかき方が駄目だとちょっともうちょっとだねっていうのも時にはあるみたいですけど。

Navi 今も試験というのはあるのですか

小林 試験っていうか。そういう一応OKが出るのはあります。のれん会の会長と副会長が事務局と一緒に行ってですね、それでその審査するっていう形でやってると思います。

Navi なるほどやはり雪くまって言ってもそれを語るからにはですねちゃんと規格があってそれは小学生も今よく言っていて、その3つの規格は「雪くまの特徴はこうです」っていう小学生が-今、いろんな人に熊谷の自慢として発表してるんです。だからその内容と同じで、それに対してはきちっと審査みたいなのがあってということですよ。結構早い時期から西田園さんというか、小林さんがやってるということでよろしいですか

小林 14年目になりますかね

Navi 長いですね

小林 そうですね。はい。

Navi 雪くまといえば私は去年雪くまスタンプラリーを頑張りまして、コンプリートしました。何とか全部制覇してということだったんですけども、そこでわかったことは、雪くまにも、本当にいろんな雪くまがあるということだったんですよ。やっぱりそれはいろんな方々の思いっていうか、そのシロップに特徴が出るっていうのと西田園の特徴というとやっぱりお茶ですね。

小林 そうですね。やっぱりあの家業がお茶屋なもんで、そのお茶を前面にしたかき氷ってことで新しく何か作るときでも必ずどっかに、お茶は入れるようにしてます。それだけだとね、やっぱり子供さんが来たときにちょっと対応できなくなっちゃうんで、イチゴだとかちゃんとそういうのもやらせてはいただいてますけどね。

Navi いやでも西田園さんに行ったら、もうやっぱりお茶ですね。それもいろんな種類のお茶が出てきましたね、。次から次から出てきますね。

小林 そうですね。いろいろ考えたいんですけど、今はもう変な話、抹茶は当はたり前になっちゃったんですけど 抹茶 ほうじ茶、あと玄米茶。抹茶の使い方でパウダーで抹茶をそのまま振るのと、その抹茶をシロップにするのとまた味が変わってきますね。最近人気のある和風の紅茶は「和紅茶」って言ってるんですけど、そういう和紅茶を使ったりですね。そういうのを考えながらやってます。

Navi 和紅茶?!ちょっと去年からあったんですか。

小林 一応、地味にはやってたんです。

Navi 気つかなかったです。

小林 今年もちょいちょい出しているとこなんですね。

Navi   和紅茶ですか。

小林 はい和紅茶っていうのは、日本の平和の和に紅茶はですね。

Navi 日本の紅茶ってことですね。

小林 紅茶っていうのは、いわゆるあれですよね。発酵茶 発酵させていただき

Navi なるほど。半発酵だとウーロン茶で、

小林 そうですね

Navi 発酵すると紅茶で、みんな葉っぱは同じ

小林 一緒です。

Navi これ結構,子供たちも知らなかったりするんですよ。だからお茶ってすごいんだなって思ったんですけども

小林 そうなんですよね

Navi それをいろんなお茶の種類をまた出してくるというのがこの西田園さんの雪くまということですかね。

小林 そうですね。烏龍茶だとかそういうのもできるんでしょうけど

Navi もう今あるだけでも私は毎回行くたびに違うの食べさせていただいてるんですけど、玄米茶って本当に玄米がパラパラ中に粒々

小林 そうなんです

Navi あれが美味しくて。うん香ばしくて、私お煎餅が大好きで、「なんて美味しいんだろう」とか思って甘いもんだっていうイメージが強かったんですけど、あの中に甘さは当然あるんですけれども、香ばしさっていうのを、雪の中で感じるっていうのは新鮮だったと思います。

小林 良かった

Navi 抹茶、宇治金時とかっていうのはね他のどこの日本中どこでも食べられるんですけど、ほうじ茶とか玄米茶のバリエーションっていうのはすごいなと思いました。

小林 でも意外とほうじ茶が一番難しくてですね。初め作ったときはね、なんか茶色い甘い感じだったけどですよ。やっぱり香りってすごい難しくて出し方が難しいんですよ。

Navi そうですか。食べた私は感想からすると、もうまさに冷えた、ほうじ茶の香りが鼻を通り抜けるような本当にありますよ

小林 良かったです。だから毎回いろいろその焙煎の仕方だとかですね、そういうのも考えて今回これ強くしちゃうから強くしちゃおうかって言って当初始めたときよりも、作り方もちょっと変えながら、あとかき氷の形も、だいぶ変わってました。初めはもう本当に、やばいぐらい傾いてたりしてました。シロップのあまりかかってないところもあったりですね、好きなんですけどだんだんやっぱりそれが今本当に丸い形になるべくしようと思って、

Navi 綺麗でふわっとしてしかもの形が結構崩れずに最後まで食べられるじゃないですか。あれも雪くまスタンプラリーで回りましたので、その中で崩れたりとか、もう本当同じかき方なんだろうか?同じシロップのかけ方なのに、雪くまの中でも違うもんだと思いました。あの西田園さんのお茶の雪くまが、綺麗な形を保って味も均一じゃないですか?

小林 もうなるべくどこをさしても味がするように3層ぐらいで考えて作ってます。

Navi そうですよね。私も食べててそろそろ白いとこが出てくるかなと思いきや、また下に何か色の層があったりとか工夫がすごいんだなって思いましたね。

小林 もう本当そのへんは熊谷だと慈げんさんがすごいお店なんですけど慈げんさんにアドバイスを受けたりっていうのも、本当によく面倒見てもらったんで。お客様が食べるときに「スプーンでどこをさすのか」っていうような、そういうところからこういう始まって、

Navi 「雪くま道」じゃないですか?それ。

小林 そうなんです。だから考えますよね。言われると自分なりに作ってて、あとはよそに食べにいくじゃないですか。熊谷市内ももちろんなんですけど、やっぱり今もう全国的にかき氷のブームっていうか。すごいなとか言って、そういうところ行って専門店って歌ってるところはもう1年間通してやってるから腕がついていってるんでしょうね。雪くまだとどうしても夏場だけなんで、ちょっとその辺は自分なりに焦りもあったんですね。夏場しかやってないし、やっぱりよそに食べに行くと、「なんでこんな形が良くて固まってるようでやわらかいんだろう」とか、それをちょっと見始めたら、もう何かじっとして待ってるんじゃなくてもみないんですよ

Navi なるほど

小林 知り合いのとこだとちょっと見せてって言えるんですけど知らないところだとやばいですからね。なるべく静かにしてるんですけど、でもやっぱりそれを自分なりにうちに帰ってきて、削り方とかこういうシロップの作り方とか考えながらやって、何とか今でもまだちょっとね、っていうところが結構あるんですよね

Navi 小林さんのお話聞くともう「探究心の塊」ですよ。あの工夫が途中は見てないんですよ。私もここ七、八年ぐらいですかね食べ始めたのだから、その前とかのことも見てないし、苦労していることがわからないぐらい。行くと綺麗な形でそして均一で新鮮で、「今年も新しいのが出た!」とかって思っています。「勧めて間違いがないっていうのは西田園さん」って私は言ってますけども

小林 ありがとうございます。

Navi 間違いなく味も大人の味ですか。なんかかき氷って普通子供のイメージなんですけども最近やっぱり大人の方に紹介して、「美味しいよ」って、間違いなく言っていただけるのが西田園さんです。雪くまいいねって言われて、でも、やっぱりせっかくだから美味しいところにあたって、食べていただいてって思うんですよね。

小林 もっと頑張らなくちゃなんですけど、やっぱりね、本当言っていただけるように、やはり気持ちが出るんですよねどうしてもね。忙しくなってくると気持ちを忘れてきますので、「なんだよ」っていうときもあります。それで本当にやっぱり気持ちが焦ってると乱れてもきますし、本当難しいです何の仕事も

Navi それはそうですけど。職人さんですね。まさに職人気質というか、

小林 すごい方いっぱいいるんだけど、でもかき氷も奥深いですね。

Navi いろんなところのかき氷ありますけれども、でもやっぱり雪くまには雪くまのかき氷らしさって入るじゃないですか。でも他に行くともうあれこれかき氷じゃない的な

小林 スイーツになっちゃう

Navi なんか、ベタベタしちゃって、氷が中にあった的なやつとかもう作り込んでるからだと思うんですけども、やっぱりかき氷 原点はかき氷だったり雪ですよねあの雪の食感っていうのも、だから基本を大切にされてるんだと、そのやはり3原則を大事にしてるのとやはりその食感というかそういったものは皆さんどの店も言ったらね何かお話してくるお店の方はやっぱりすごく研究されてるんだと、いうふうに思いましたので今年また雪くまで楽しみたいなというふうに思ってるんですが、私去年おかげさまでですねコンプリートをしまして

小林 ありがとうございます

Navi あんまり自慢じゃないですけど去年は写真撮ってインスタに上げてたらいろんな人から「お前は何やってんだ」と言われたんですけど、何やってるってそれは「熊谷の魅力を伝えることをやっています」って答えました。コンプリートしたときに、商品が来たんですコンプリートの扇子があったんですけども、20店舗行ったときに来たのが、「雪くまスプーン」っていうのが来ました。これはマイスプーンでどっかに食べに行くときに使うっていうことだったんです。

小林 そうですね。これかき氷専用スプーンなんですね。

Navi かき氷専用スプーンでラジオを聞きの方どんな形してると思いますか。ちょっと柄が長くて、そしてスプーンの先が平っぽい感じなんですよね。

小林 そうです食べやすいすっと取れるような感じなんでしょうか。すくいやすいっていうかそんな感じになります。、

Navi 大きすぎないし、あと深すぎない。

小林 そうですね。ということは平のスコップみたいな感じです。

Navi そうそう、だからスコップの感じでも、思ったより小さいでもこれが一番食べやすいんだっていうふうに思ったんです。氷にスプーンを刺すって先ほどおっしゃったんですけども、まさに刺す感じでと思ったんですよ。なんとこの形のスプーンを西田園さんは最初から採用されたということ?

小林 そうですね。これを使いながらですね、理にかなってるものですよ。使っていろいろあのスプーンを使ってたんですけど初めは木のスプーン使ってたり、あとアイス用の使ってたりするんですけど、ちょっとアイス用のだとが短いんですね。日本かき氷協会ってのがありまして。はいそこで出してるスプーンなんです。それを使わしてもらって、これもそうなんですよね、

Navi 後ろに一般社団法人日本かき氷。これがご推奨のスプーン、これはそれだけの価値がある。もう一気に来る小林さんの話を聞いた瞬間にこのスプーンを持って、堂々と行きたくなりました

小林 そうです。このスプーン使ってるんでおいていかないようにしてもらってですね、

Navi 本当ですよね。私は、わすれんぼうなんで、食べたら差したままいっちゃうような感じですね。西田園さんに忘れたら寄付しておきます。もう本当に奥が深いっていうか、「雪くま道」になってきてるなっていう気がするんですけどね。さて今後の展開とかっていうのはどういうふうに考えてるんすか。今年何かありますか新作みたいな。

小林 そうですね。ちょっと言いましたけど、夜熊谷暑いですよね。それで7,8,9月はちょっと暑いから夜やれればいいんですけ、どうしても普通に夏休みとかになると、お客様も少し増えてきますんで、体力が持てば、夜までやりたいんですけど、6月中まではちょっと「夜くま」っていうのを1回様子見ながらやってみようかなと。毎週水曜日ですね。はい。6時から10時までってことでやっていいんですか宣伝しちゃって

Navi いいんですよ。

小林 そんな感じでやってるんですけど、何しろさっきもワンオペっていうか1人でやるもんで、ちょっとね、上手にやんないと、お待たせしちゃうんで。待ってもいいですよっていう方が来てくれれば

Navi、ありがたい話なんですね。小林さんの話を聞きながら過ごす時間っていうのは本当になんか贅沢です。私もお茶スタンドでお話を聞きながら飲んだときっていうのも、そのお茶の値段以上のものもありますので興味のある方は水曜日の夜

小林 そうですね、はい

Navi 「夜クマ」っていうのはFMクマガヤの番組名にもありました。同じですね。だから「夜クマ」っていう新たな言葉ができそうな気がしてます。夜 雪くまをたべることを「夜クマ」というみたいな。

小林 まずはみんながやってるわけじゃないんですよ。とりあえず妻沼地域はコロナ後からあの5時6時になるとみんなお店閉まっちゃうんですよ。それで、真っ暗なっちゃうんすね。だから夜カフェを始めたんですよ。11月から4月の末までやらせていただいたんですけど、気持ち的にはですね、お茶の見本を問屋さんが持ってくるんですけど、昼間は、私動いてるんで、なかなかそれの味見ができないんですよ。だから夜そういう時間ができれば

Navi なるほど

小林 それで今、先生が言ってくれた通りですね。ちょっとお話しながらお茶を入れて「どうだい」っていうのをそういう時間を作りたくて、ちょっと始めさせてもらってっていうのがきっかけなんです。

Navi その時間は、小林さんにとっても大事な時間だろうし、行った方はすごく贅沢な時間になると思いますよね。

小林 私話長いんですね。だから「話のうざくない」っていう方が来てくれれば。もうお茶の入れ方をお教えしますんで、

Navi お茶の入れ方もそうだし、お茶の研究の話を聞いてるだけで、おいしくなるし、知ってるっていうのはすごい大事かなと思います。

小林 そうですね。

Navi なんか昼間活動してるっていうお話をしてたので、ちょっと曲を聞いた後に、またその話聞いてみたいなって思うんですけれども、ではまたもう1曲リクエスト曲ですけども「誰かが風の中で」上条恒彦これどんなお歌なんですか。

小林 昔、木枯らし紋次郎ってありましたよね。何か聞いた瞬間に、ふとですね。妻沼って群馬との県境なんで、利根川や赤城山がすごい綺麗に見えるんです。この歌をかけてあっちを見てるとすごい気持ちが落ち着くんですよ。ちょっと気持ちが病んでるかもしんないですけど。なんかすごい景色とマッチした歌なんです。

Navi 「木枯らし紋次郎の歌」って言って思い出しました

小林 それだと思うんですね。

Navi ではお届けします。「誰かが風の中で」 上条恒彦です。

【曲 上条恒彦 誰かが風の中で】

刻は12時43分を回りました。FMクマガヤ梅林堂提供  やわらか熊谷~僕らがつなぐ物語~第36回雪くまをお届けしています。今日はゲストに茶の西田家さんから小林伸光さんに来ていただきました。本当にいろんな研究をしてるっていうことだったんですが、夜はいるけど、昼間あっちこっちどっか出てるっていうのは何されてるんですか

小林 かき氷が始まると6月中は金土日はかき氷削ってるんですけど、それ以外はですねお得意様が何件かあるんでそこをですね1件1件回ってあの外商行商みたいな感じで車に荷物を積んでそれで回っています。7,8,9月はは月火がお休み兼回る日にして、その2日間で何とか電話のあったうち、あとはちょっとお茶飲みのいいうちっていうのがあるんです。この家は早く飲むなっていうところがあって、そこに目掛けてお茶を置きに行って、水木金土日はかき氷を削ると

Navi 休みがないじゃないですか

小林 もう14年間そんな生活してきたんですけど、でもやっぱり、夢中で終わるんですね。「また来たか」ってこの時期が来たなと思うんですけど、やっぱりそれをこなしてやるとやっぱり夏が来た感じにもならなくて、ほっとできるときは変な話、死んじゃうときかなってそういうときに本当に夢中で動く感じでですね、「休まなくちゃ駄目」だって周りの人からは言われますけど、やっぱり自分の仕事ですからね、誰かが代わりにやってくれるっていうのがあっても、多分休まないと思うんですよ。でも本当に動いてないと何となく安心できないっていうのもありまして、だからちょうどいいんでしょうね。性格的に別に動くのは嫌いじゃないんで

Navi 回遊魚ですね

小林 マグロと一緒ですね。よく言われますけど

Navi だからもう1週間ずっといろんなところを動き回ったりとかって言って、最近先ほどちょっと遠出して動き回ってきた話

小林 そうなんすよ。先週本当にいい機会をいただいて誘っていただいてですね。斎藤実盛さんの生まれたところ、あと永平寺、福井、石川って行ってきたんですけども、初めはすごい不安だったんですよ。なんか先輩たちっていうかお父さんお母さんの年代の方と一緒に行くんで、聖天様の若住職とも一緒に行かしていただいたんですけど、どんな感じなんだろうなと、実際、実盛さんって言いますけど、私もあんまり詳しく知らなかったですね

Navi 斎藤別当実盛さん

小林 やっぱり行ったら行ったでいろいろ何か思うことはあって、もっと妻沼に関して、熊谷に関してちょっともうちょっと自分なりに歴史の勉強っていうか、そういう気持ちもちょっとあったもんでやっぱり商売人としては、そこをどういうふうに自分の今の仕事に繋ぐかなって考えてます。頭ん中はやっぱり仕事の頭になっちゃうんですね

Navi それは素敵だと思います。ただの旅行じゃないですよね。どう考えてもそのツアーは永平寺って修行みたいにしてきたわけですよね。

小林 でも面白かったって言ったら言葉ちょっと違うかもしんないですけど良かったです。あんな経験は滅多にないと思うんで。修行僧の方が、本当にすごいんですね。あの規則規律があって本当に若いときじゃないとできないかなと思いました。

Navi それを修行というかねそういう体験みたいなのをしてあとはね実盛公の生まれ故郷。あとなくなったのもその辺

小林 そうなんですよね。

Navi だから私もよく教員時代に妻沼小にいたときに、妻沼の先輩方に誘われて「先生行こうよ」って言われたんだけど、そのときはとても行ける状況じゃなくて。でもやっぱり一度は行ってみたいっていうのが福井県とか篠原の合戦で亡くなった場所ですね。そちらに行かれたんですよね

小林 そうですね。だから本当に思いもしなくて行ったもんで、知識がない状態でまっさらな状態で行ったような感じで行ったら妻沼に関わった方が、そこからこっちに来られてまた戻ってみたいな、そういう何か通じるものっていうか感じるのってすごいあって、1週間もう経ったんですけどなんか、気持ちがそわそわしてるような何かやらなくちゃならないでしょう。やらなくちゃっていうような感じにはなってます。

Navi 素敵です。私も実盛公のことを知ったら、やっぱり何かを伝えたいっていう気持ちになってます。子供たちだけじゃなく、いろんな人に伝えたいっていう気持ちがすごく強くなって私も何かしなくちゃって思っています。

小林 そうなんですよ。武将的にはすごい方だったんですよね。だからだんだん実盛さん亡くなったのは63歳?73歳?諸説あるみたいですね。73歳なんすけども63歳だって言ってる感じなんですよ。昔は強く見せたい人だから白髪を染めたりっていう話もありますけど、だんだん年配になってくるとちょっと諦めたりするときもありますよね。もう本当に自分なんかもちょうどいい歳なんで、少しそういうのも考えながら、気持ち的にも切り替える時期かなっていうのをすごい感じて人生も考えちゃうんですね。だから歌の選び方も昔こんな聞かなかったなって思いながら聞いたんです

Navi 円熟を増して、雪熊にも何か影響が出そうですねそうですね。実盛公の影響は出ますか

小林 はい雪くまも、お茶もそうなんですけど、ちょっとイメージした雪くまをちょっと一つ考えたいなとは思ったところなんです。

Navi 素敵ですね。吟子茶が出て、そして実盛公の故郷、そして亡くなった最後の地に行って、そして戻ってきて実盛公ゆかりの何かがまた生まれる可能性がありますね。

小林 そうですねまずは雪くまのシーズン中ですので、雪くまで一つ、実盛公をちょっとイメージしたあのかき氷を一つそして秋口にちょっと涼しくなってきたときに、お茶で、実盛茶みたいな何かできればいいかなっていう気持ちはあります。

Navi そうですよ。そのお茶を味わいながら、皆さんと実盛談義できたら

小林 そうですね。

Navi 実盛公の話をするだけでみんな熱くなれます。

小林 そうですよね

Navi 妻沼の人たちとこのことで一つになれるっていうのを私もわかっています。勉強してよかったな、知れば知るほど好きになるっていう

小林 そうですよね。

Navi 今年の雪くまも、もう間違いなく西田園さんが美味しいんですけども、新作もできる可能性もあり、ぜひ西田園に行っていただいて、雪くまと同時に小林信光さんがいらっしゃったらいろいろお話をかけ伺えたらと思うんですけども、

なんかあっという間にもう時間なっちゃいました。

小林 早いですね。

Navi すいません。もっとお話を聞きたいことがたくさんあるんですけれども、またぜひ来てくださいね

小林 はい

Navi ということで今日は第36回雪くまということで茶の西田園から小林伸光さんに来ていただきました。今日はありがとうございました

小林 はい、ありがとうございました。